リサイクルニュース:
廃プラ部品リサイクルの固体異物分離率99%以上、ホンダのケミカルソーティング
本田技術研究所がELV由来の廃プラスチック部品から資源となるプラスチックを選別し抽出する固体異物分離技術「ケミカルソーティング」を新たに開発。溶媒で樹脂を溶かして固体異物を除去することにより、高純度の樹脂を抽出できることを特徴とする。(2025/9/17)
リサイクルニュース:
パナソニック「ノモの国」は万博閉幕後もパビリオンの99%以上を再生利用へ
パナソニック ホールディングスは「2025年大阪・関西万博」終了後、パナソニックグループのパビリオン「ノモの国」の建築部材について、99%以上のリユース/リサイクルおよび廃棄率1%未満を目指すと発表した。(2025/9/11)
リサイクルニュース:
パナソニックとJX金属が家電リサイクルで銅を循環させる新スキーム共創
パナソニック くらしアプライアンス社とJX金属が協力し、使用済み家電から回収した銅を製品に再利用する新たな循環スキームを始動する。パナソニックの使用済み家電由来の銅をリサイクルするとともに、正確に追跡し、再び製品へと活用する画期的な試みだ。(2025/9/10)
大阪・関西万博:
大阪・関西万博のレガシーを生かす! 廃棄率1%未満を目指す「ノモの国」 パナソニックがリサイクル/リユースにこだわる理由
10月13日に閉幕する大阪・関西万博だが、パナソニックのパビリオン「ノモの国」では建築物を対象にリサイクル率とリユース率を合わせて、重量ベースで99%以上を目指すという。(2025/9/6)
100℃以下で原料に分解:
リサイクルが簡単な水系電池実現へ、日東紡と東北大が新電極材料
日東紡と東北大学の共同研究チームは、常温(25℃)で水系電池の電極材料として活用できる「有機レドックス高分子」を開発した。この高分子は100℃以下の環境で原料に分解できることも実証した。リサイクルが容易な水系電池の開発が可能になる。(2025/9/4)
蓄電・発電機器:
リサイクルが容易な「水系電池」の実現へ前進 新たな電極材料を開発
日東紡と東北大学 多元物質科学研究所 岡弘樹准教授らによる共同研究チームは、親水性ポリアミンに、電荷貯蔵を担うp-ジヒドロキシベンゼンを導入することで、電解質が水溶液である水系電池の電極材料に活用できること発見したと発表した。(2025/8/28)
材料技術:
140周年迎えた田中貴金属、狙うは「リサイクル事業拡大」と「白金の新用途創出」
宝飾品や金地金で知られる田中貴金属グループが、創業140年を機に、プレスカンファレンスを開催した。電気自動車の普及による白金(プラチナ)需要の減少という危機を前に、老舗メーカーの同社が打ち出した解決策や、環境に貢献するリサイクル事業の強化など、新たな貴金属ビジネスが明かされた。(2025/8/18)
リサイクルニュース:
都城市や伊藤園らが水平リサイクル協定締結 2つの方法でPETボトルを再資源化
宮崎県都城市、JEPLANグループのペットリファインテクノロジー、伊藤園、遠東石塚グリーンペットは、PETボトルの水平リサイクルに関する連携協定を締結した。(2025/8/15)
リサイクルニュース:
エンビプログループ ケミカルリサイクル実証事業で廃プラの供給開始
エンビプロ・ホールディングスと連結子会社であるブライトイノベーションは、荏原環境プラントが廃プラスチックなどを対象にケミカルリサイクルの実証事業を行うプラント(千葉県袖ケ浦市)に向け、原料となる産業廃棄物の供給を開始した。(2025/8/15)
リサイクルニュース:
東京23区全域で使用済み紙コップのリサイクルプラットフォーム構築
王子ホールディングスは、東京23区全域を対象とした使用済み紙コップのリサイクルプラットフォームを構築した。(2025/8/12)
九州のリサイクル店から1兆円企業へ下剋上 西友買収、トライアルの武器は「小売DX」
九州を地盤にディスカウントストア「トライアル」を展開するトライアルホールディングスが7月、関東を中心に出店する総合スーパー「西友」を買収した。西友の完全子会社化により、一気に勢力を拡大して全国区に。業界に大旋風を巻き起こし、売上高1兆円企業の仲間入りを果たしたトライアルHDとは、どんな会社なのか。(2025/7/22)
リサイクル店だった「トライアル」が、西友を飲み込んだ本当の理由
九州を地盤にディスカウントストア「トライアル」を展開するトライアルホールディングスが7月、関東を中心に出店する総合スーパー「西友」を買収した。(2025/7/21)
Apple、米サプライチェーン強化目指し国内レアアース企業に5億ドル
Appleは米サプライチェーン強化のため、国内レアアース企業のMP Materialsと5億ドルの複数年契約を結んだと発表した。米国製レアアース磁石を購入するほか、Apple製品専用の製造・リサイクルラインも新設する。(2025/7/16)
リサイクルニュース:
使用済み飲料用アルミ缶処理能力を15%向上 再生アルミ材生産量を年間5万トンに
アルテミラ・ホールディングスは、グループ会社のMAアルミニウムが操業するアルミ缶リサイクルプラント(静岡県小山町)に約5億円を投資し、使用済み飲料用アルミ缶の処理能力を15%増強する。(2025/7/16)
あらためて取り組む中小製造業のIoT活用(7):
中小製造業が部材のリサイクルを最適化するにはどうすればいいのか
本連載では、あらためて中小製造業がIoT導入を進められるように、成功事例を基に実践的な手順を紹介していく。最終回となる第7回は、カーボンニュートラルと同様に製造業が対応を求められているサーキュラーエコノミー(循環経済)で必須となるリサイクルの最適化を図る手順と管理のポイントについて解説する。(2025/7/16)
リサイクルニュース:
北米で車載用電池リサイクル事業の合弁会社を設立、年間最大1万3500トンを処理
豊田通商は、韓国LG Energy Solutionと車載用電池のリサイクル事業を行う合弁会社「Green Metals Battery Innovations」を米ノースカロライナ州に設立する。(2025/7/9)
リサイクルニュース:
コンビニ業界初 廃棄ユニフォームを“ガス”に再資源化
ローソン、レゾナック、MCFは、全国のローソン店舗で発生した使用済みユニフォームの一部を対象に、ガス化ケミカルリサイクルを開始した。(2025/7/4)
リサイクルニュース:
超臨界水熱分解技術を備えたケミカルリサイクル設備が完成
ENEOSと三菱ケミカルは、三菱ケミカル茨城事業所(茨城県神栖市)で建設を進めていたケミカルリサイクル設備が完成したと発表した。(2025/7/4)
リサイクルニュース:
廃棄されるホタテ殻を有効活用! 古河電工の「ふるさとトラフ」
古河電工は、日本タルクと協業し、ホタテの貝殻を材料として用いたリサイクル樹脂製ケーブルトラフを開発し、発売した。(2025/7/3)
研究開発の最前線:
分子レベルで高純度の原料を再生できるアクリルガラス
信州大学は、分子レベルでリサイクル可能な変性アクリルガラスを開発した。減圧加熱で原料を高純度で再生し、アクリルガラスの性能を維持しつつ熱分解性を向上させる技術で、市販のアクリル板にも適用可能だ。(2025/7/3)
素材/化学インタビュー:
自動車部品で採用を目指す高強度セルロースファイバー材料 その利点とは?
パナソニックHD MI本部 生産技術研究所 材料プロセス技術開発部 有機材料技術課 課長の豊田慶氏に、kinariの特徴やリサイクルシステム、展開事例、最近の取り組み、今後の展開について聞いた。(2025/7/2)
研究開発の最前線:
自己修復し容易にリサイクル可能な光学樹脂を開発
九州工業大学らは、自己修復とリサイクルが可能な光学樹脂「ポリジチオウレタン」を開発した。ディスプレイや高性能レンズの保護フィルムなどへの応用が期待でき、熱で容易に分解して再生できる。(2025/7/2)
脱炭素:
バイオマスや有機廃液からクリーンな電力や水素を、高純度のCO2の分離/回収も
JFEエンジニアリングは、大阪ガスと共同で開発を進めているケミカルルーピング燃焼技術が、NEDOの「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電基盤技術開発/CO2分離・回収型ポリジェネレーションシステム技術開発」の助成事業に採択されたと発表した。(2025/7/1)
電子ブックレット(素材/化学):
三菱電機の家電リサイクル技術まとめ vol.1
MONOistに掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、MONOistで2023〜2024年に掲載した三菱電機のリサイクル技術に関するニュースの中から、注目の記事をお送りします。(2025/6/30)
リサイクルニュース:
使用済みタイヤを新品の“材料”とするブリヂストンの精密熱分解技術とは?
ブリヂストンは、東京都内で記者向けの勉強会を開き、タイヤの水平リサイクルの現状と取り組みについて発表した。(2025/6/23)
素材/化学インタビュー:
使用済み家電由来の混合プラ再資源化で三菱電機の中核 GCSのリサイクル工程とは?
三菱電機では家電由来の混合プラスチックのリサイクルを推進している。このリサイクルの中核を担うのが子会社のグリーンサイクルシステムズだ。グリーンサイクルシステムズに、設立経緯、概要、位置付け、混合プラスチックのリサイクルプロセス、導入しているプラスチック選別技術、今後の展開などについて聞いた。(2025/6/18)
たまアリ、AIで落とし物対応を自動化 イベント後の“電話渋滞”解消へ
さいたまスーパーアリーナは、AIを活用した落とし物管理サービス「落とし物管理さくらさん」の運用を6月中旬に開始する。問い合わせはWebチャット経由で受け付け、AIが該当物品を特定。保管期限を過ぎた落とし物はブックオフが回収し、リユースやリサイクルにつなげる。(2025/6/13)
素材/化学メルマガ 編集後記:
「人がやることはたくさんある」 自動化=人員削減ではない
今回は家電のリサイクル工場で見た自動化の事例についてつらつら語ってみました。(2025/6/13)
主要素材の循環モデルを初構築:
銀廃材の再活用に向け「水平リサイクル」を開始
村田製作所は、自社EMI製品の製造過程で発生した銀(Ag)廃材を再活用するための「水平リサイクル」を始めた。主要素材の循環モデル構築は同社として初めての試みとなる。(2025/6/12)
リサイクルニュース:
押出チューブの水平リサイクル実証実験 製造工程の廃プラを再資源化
大和製罐は、CO2排出量の削減と持続可能な循環型社会の実現を目指し、digglueと共同で化粧品用押出チューブの水平リサイクルに向けた実証実験を2023年6月〜2024年5月の期間で実施した。(2025/6/11)
人とくるまのテクノロジー展2025:
カネカがリチウムイオン電池向けバインダー開発 コアシェルテクノロジー活用
カネカは、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」で、開発品としてリチウムイオン電池向けバインダー「カネエース バインダー」や「難燃テキスタイルおよびリチウムイオン電池向け不織布」、リサイクル可能な自動車用繊維製品「モノマテリアルカーマットと不織布製品」を披露した。(2025/6/10)
太陽光:
太陽光パネルのリサイクル体制構築へ 関電・TRE・トクヤマが連携
関西電力、TREホールディングスおよびトクヤマの3社は2025年6月3日、使用済み太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する協定書を締結したと発表した。(2025/6/9)
製造マネジメントニュース:
全電力を再生可能エネルギーに移行、医療廃棄物の中間焼却施設で
古河産機システムズの関連会社となる群馬環境リサイクルセンターが、購入電力の全てを2025年4月から再生可能エネルギーに切り替えた。年間約1300トンのCO2削減効果が見込まれる。(2025/6/6)
リサイクルニュース:
電子部品業界初 村田製作所が主要部材の銀を水平リサイクル
村田製作所は、EMI製品の主要部材として使用する銀(Ag)の水平リサイクルシステムの構築に成功した。(2025/6/6)
リサイクルニュース:
冷蔵庫ガラス扉のレーザー剥離装置開発 ステージで面出し/センサーで外形検出
パナソニックHDとNKRCは、サーキュラーエコノミーの取り組みとして、ガラス扉冷蔵庫のリサイクル工程において、ガラス扉からガラス板をレーザー光で剥離する装置を開発した。(2025/6/5)
人とくるまのテクノロジー展2025:
ドアトリムの材料をオレフィン系に統一することを提案、リサイクルしやすく
トヨタ紡織は「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」において、素材をオレフィン系材料に統一したドアトリムを展示した。ドアトリムで使用量の多いオレフィン系の材料に統一することで、リサイクル率向上に貢献する。(2025/6/5)
村田製作所、銀の水平リサイクル開始 電子部品業界初
村田製作所は6月4日、EMI対策製品の主要部材として使う銀(Ag)の水平リサイクルシステムの構築に、電子部品業界で初めて成功したと発表した。(2025/6/4)
リサイクルニュース:
使用済み太陽光パネルの再資源化で協業 低温熱分解リサイクル技術を活用
TREホールディングスは、関西電力およびトクヤマと、使用済み太陽光パネルのリユース/リサイクルに関する協定書を締結した。(2025/6/4)
人とくるまのテクノロジー展2025:
リサイクル材の活用へ、トヨタが自ら古着やペットボトルを回収
自動車向けに使うものであっても、リサイクル材の“原料”の回収は自動車業界とは離れたところで行われるのが一般的だ。しかし、トヨタ自動車は自社で使うリサイクル材を安定的に確保するため、古着やペットボトルの回収にも乗り出している。(2025/6/4)
工場ニュース:
CFRPから炭素繊維をエコに再生、新たな製品加工まで一気通貫
ミライ化成は、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)に使われた炭素繊維のリサイクル事業に取り組む研究開発施設「青森Lab」を報道陣に公開した。(2025/6/3)
人とくるまのテクノロジー展2025:
溶けやすいのに火を遮るEVバッテリートレイ向け材料 リサイクル性を向上
三菱ケミカルは、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」で、遮炎性を備えたガラス繊維マット強化熱可塑性複合材料「GMTeFR」や長繊維ガラス強化ポリプロピレン(PP)「難燃ファンクスター」を電気自動車(EV)向けのバッテリー模型に搭載し紹介した。(2025/6/3)
リサイクルニュース:
配線器具用銅合金材の原料をリサイクル銅原料に
パナソニック オペレーショナルエクセレンスと古河電気工業は、製品に使用する銅合金材の原料の一部を、銅地金から廃家電由来のリサイクル銅原料に置き換える再生スキームを構築した。(2025/6/3)
リサイクルニュース:
プラント排ガスを再資源化 2027年にCO2回収/液化システム発売
日本特殊陶業と日立プラントサービスは、2026年10月から日本特殊陶業小牧工場のボイラーから排出されるCO2を回収/液化し、地域社会でカーボンリサイクル資源として利活用することを目的とした共同実証試験の開始に合意したと発表した。(2025/5/30)
リサイクルニュース:
埼玉県で太陽光パネル再資源所を開設 処理能力は1日8.88t
石坂産業は、埼玉県入間市に使用済み太陽光パネルのリサイクルプラント「太陽光パネル再資源所」を新設し、2025年6月2日に受け入れを開始すると発表した。(2025/5/28)
リサイクルニュース:
駅の忘れ傘を貸し出し傘に再生 リサイクル率は重量比で90%に
JR西日本は、ジェイアール西日本商事、オカモト、平林金属と協働で、駅や列車における忘れ物傘に着目したサーキュラーエコノミーの取り組みを開始した。(2025/5/27)
人とくるまのテクノロジー展2025:
韓国で売れているガラス透明ディスプレイと欧州で採用数を伸ばすガラス繊維強化PP
住友化学は、「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」で、「ガラス透明ディスプレイ」やガラス繊維強化ポリプロピレン(PP)の自動車向けグレード「THERMOFIL HP」、ガラス繊維強化リサイクルPP「THERMOFIL CIRCLE」を披露した。(2025/5/27)
素材/化学インタビュー:
PETボトルリサイクルの救世主 液相重合で高品質に再生できるワケとは?
アルテックがNGR製PET樹脂再生装置の展開に注力している。子会社のアルテック新材料も導入し、再生PET製造事業を立ち上げた。アルテック新材料に、これらの動きの背景や装置の特徴、再生PET製造事業などについて聞いた。(2025/5/28)
リサイクルニュース:
インドネシアで廃プラのケミカルリサイクル事業実現に向け油化プロセスを検討
日揮ホールディングスは、インドネシアで廃プラスチックを原料とした油化ケミカルリサイクル事業を実現するために、油化プロセスの事業化検討に関する業務委託契約を丸紅インドネシアと締結した。(2025/5/21)
製造マネジメントニュース:
パナソニックグループと古河電工、廃家電由来の銅の資源循環でCO2を8%削減
パナソニック オペレーショナルエクセレンスと古河電気工業は、パナソニック製品向けに古河電工が製造する銅合金材の原料の一部を銅地金から廃家電由来のリサイクル銅原料に置き換える循環スキームを確立し2025年6月に開始する。(2025/5/20)
リサイクルニュース:
NanoTerasuを活用し使用済みコンタクトレンズケースをリサイクル
宮城県仙台市とメニコンは、使用済みコンタクトレンズケースの回収拠点を仙台市内の複数の公共施設に設置し、市内4カ所でリサイクル実証事業を開始すると発表した。(2025/5/20)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。