どうしてもモバイル市場では弱いインテル:EE Times Japan Weekly Top10
EE Times Japanで先週(2014年5月10日〜16日)に、多くのアクセスを集めた記事をランキング形式で紹介します。さまざまなトピックのニュース記事、解説記事が登場!!
→「EE Times Japan Weekly Top10」バックナンバー
1位は「室温印刷プロセスで有機TFTを実現、紙や皮膚にも形成が可能に」、2位は「インテルはモバイル市場から撤退すべき、アナリストが指摘」、3位は「東芝が四日市工場の第2棟を建て替え、3Dメモリの製造に向けて」がランクインしました。
2位は、インテルのモバイル通信事業部に関連する記事です。インテルはモバイル市場に攻勢をかけていますが、その存在感はPC市場並みとはまだまだいえない状況です。「インテルがモバイル市場であまり強くはない」というのは、数年前からいわれ続けてきました。いまだにそれが変わらないというのは、モバイル市場の厳しさを表わしているのかもしれません。「なぜ弱い? Intelのテレビ/スマホ関連事業」「Intelがスマホ向け新プロセッサを発表、モバイル市場で存在感を示せるか?」なども併せてお読みください。
今週のランキングで注目すべきは5位の記事でしょうか。2014年2月の記事ですが、ここにきて上位に浮上してきました。これまでは低迷や低調といったネガティブな言葉ばかりが多かった半導体市場ですが、世界的にみれば2014年は好調なスタートを切っています(2014年の半導体市場は好調な滑り出し、売上高は260億ドル超)。
さらに、2013年度の決算では、ルネサス エレクトロニクスが営業黒字を達成、東芝が営業益47%増、パナソニックも3年ぶりの黒字など、明るいニュースも出てきました。今回の決算説明では、「何としても黒字化を」という強い決意が見て取れました。
EE Times Weekly Access Top10
- 室温印刷プロセスで有機TFTを実現、紙や皮膚にも形成が可能に
- 「インテルはモバイル市場から撤退すべき」、アナリストが指摘
- 東芝が四日市工場の第2棟を建て替え、3Dメモリの製造に向けて
- ルネサスの社員は真面目から本気に、経営陣は本気から“狂気”になって改革に取り組む
- 過半数の半導体企業は「窮地に陥るリスクを抱えている」
- タイヤが減り具合を自動で測定、近づく“スマートタイヤ”の実現
- 「2014年はウェアラブル機器発展の年」、レノボのCTOインタビュー
- ルネサス、発足初年度以来の営業黒字を達成
- 「GALAXY S5」を分解、心拍から指紋までセンサーの存在感が際立つ
- 東芝、メモリ好調で営業益47%増――2014年3月期決算
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.