政府の後押し強まる、中国半導体業界:EE Times Japan Weekly Top10
EE Times Japanで先週(2015年1月17〜23日)に、多くのアクセスを集めた記事をランキング形式で紹介します。さまざまなトピックのニュース記事、解説記事が登場!!
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1位は「中国、半導体業界に100億米ドルの資金を注入」、2位は「TSMCの成長は鈍化か、Apple「A9」の製造がSamsungに戻る可能性も」、3位は「メモリ編:次世代大容量フラッシュと次世代高速DRAMに注目」がランクインしました。
中国は、国を挙げて半導体業界に力を入れようとしています。これがどのような結果になるのかは数年たたないと分からないかもしれません。ですが、スマートフォンやPC、家電など、中国メーカーが他国のメーカーを淘汰し始めている分野も実際にあります。
政府がバックアップすることの意味が大きいのはご存じの通りです。数年前に、韓国で有機EL開発が大きく伸びたのも、政府が、資金なども含めて強力に後押ししたからでした。一方で、半導体業界における中国政府の力が大きくなればなるほど、特許や独占禁止法などの面でやりにくくなるなど、障壁も大きくなる可能性があります。さまざまな点で「心してかかる」ことが重要になりそうです。「中国スマホ市場でQualcommやBroadcomに試練か――下がる参入障壁、勢いづく地元企業」「“半導体大国”狙う中国の野望」「中国の半導体企業が“TI”になれない7つの理由」「世界3位のスマホメーカー シャオミ、躍進の理由を探る」も、おすすめの記事です。
7位は「地球温暖化の根拠に迫る」です。EE Times Japanの記事としてはちょっと浮いている……? いえいえ、そんなことはありません。エンジニアが、「2100年には、最悪で平均気温が4.8℃上昇する」という説に根拠があるのか、その検証に挑んでいます。同連載の他の記事、「日本の電力は足りているのか?」「“電力大余剰時代”は来るのか(前編) 〜人口予測を基に考える〜」「“引きこもり”は環境に優しい?」なども、ぜひお読みください。
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