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「MacBook Air(Early 2015)」13インチモデルを分解:製品解剖(2/2 ページ)
Appleの「MacBook Air(Early 2015)」13インチモデル。Thunderbolt 2を搭載し、SSDも高速になったといわれている。発売されたばかりの同モデルを、iFixitが分解した。
次にメインボードだ。表面は、CPU/GPUなど“心臓部”になるチップを搭載したもの。裏面は、メモリが多く搭載されている。
- 赤:Intelのプロセッサ「Core i5」およびGPUの「HD Graphics 6000」
- オレンジ:IntelのThunderbolt 2コントローラ「DSL5520」
- 黄色:Genesys LogicのSDXCコントローラ「GL3219」
- 緑:Linear Technologyの反転型コンバータ「LT3957」
下の画像はメインボードの裏面になる。
- 赤:SK HynixのLPDDR3 SDRAM(1GB×4個で4GB)
- オレンジ:Broadcomの「BCM15700A2」(おそらく無線通信用チップセット)
- 黄色:SK Hynixの4GビットDDR3 SDRAM「H5TC4G63CFR」
- 緑:Macronixの64Mビットフラッシュメモリ「MX25L6473E」
- 水色:Texas Instrumentsの同期整流式降圧コンバータ「TPS51980A」
- 青:Texas Instrumentsのマイコン「LM4FS1EH」
- ピンク:Intersilのチップ(「958 26AHRZ N450MT」と刻印)と、Microchipの温度測定機能付きハイサイド電流センサー「EMC1704-2」
なお、iFixitは、MacBook Air(Early 2015)の修理のしやすさを、10段階中4と評価している(10が最も修理しやすい)。ちなみに「iPhone 6」は7で、「iPad Air 2」は2。今回の分解の詳細は、iFixitのWebサイトに掲載されている。
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