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EMI/EMCテストの一発合格をサポートパラメーターの補正値も簡単入力(2/2 ページ)

テクトロニクスは、EMI(電磁妨害)/EMC(電磁両立性)コンプライアンステストに合格するための時間や費用を大幅に削減することができるオールインワンソリューション「EMCVu」を発表した。

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規格値超えに対処するトラブルシューティングも

 放射ノイズが規格値を超えている場合は、スペクトラムアナライザーと近接界プローブを用いて、トラブルシューティングが行える。問題がありそうな電子回路基板上の場所にプローブを当て、得られた信号波形を解析することで、放射ノイズを特定できる。これによって早期に問題を解決することができるという。


EMIテストワークフローのイメージ (クリックで拡大) 出典:テクトロニクス

 今回同社が用意したソリューションは2システムある。1つは放射ノイズ測定用プリコンプライアンスソリューション(PC除く)で、EMI/EMCプリコンプライアンスソフトウェア、放射プリコンプライアンステスト用アクセサリーバンドルおよび、RSA306Bの構成で合計価格(税別)は311万9000円である。もう1つはDC電源対応伝導ノイズ測定用プリコンプライアンスソリューション(PC除く)。EMI/EMCプリコンプライアンスソフトウェア、DC電源用5μH LISNおよび、RSA306Bの構成で合計金額(税別)は99万9000円となっている。

「費用対効果が大きい」

 これまで、EMI/EMCコンプライアンステストは、認定された電波暗室などを利用して行われてきた。しかし、「1回目のテストで合格する確率は約半分と低い」「合格するまでの期間が長い」「テスト費用が高い」「測定結果が残らない」などの課題があったという。自社でプリコンプライアンステストを行う場合でも、「必要な機材の調達と、測定のためのセットアップが大変」「プリテストを行うための施設や機材を借りるための費用が高い」などの課題を抱えていた。

 テクトロニクスのEMCVuは「費用対効果が大きく、これを活用することでEMI/EMC対策に向けたこれまでの課題を解決することができる」(同社)という。

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