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ドコモ、AI運行バスや製造業向けIoTサービスなどを展示ドローン活用やエッジAIも展示(2/2 ページ)

 NTTドコモは「第8回IoT/M2M展」(2019年4月10〜12日、東京ビッグサイト)で、人工知能(AI)を活用したオンデマンド乗り合い交通システム「AI運行バス」などを紹介した。同年4月から提供を開始しており、九州大学伊都キャンパスにて、すでに商用運行が始まっている。

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エッジAIや製造業向けIoTサービスも

 ブースでは、「映像エッジAIソリューション」も参考出展した。

 会場では、Cloudian(クラウディアン)が提供する「NVDIA Jetson TX2」を搭載したディープラーニング実行環境用小型エッジコンピューティングボックス「Cloudian AI Box(以下、AI Box)」を活用した、人物認識や行動分析、AIアプリケーションのリモート変更のデモが行われていた。カメラとAI Boxを接続し、カメラで撮影している映像について人物認識などを行った。


3つのAI Boxによって、それぞれ別のデモが行われた

 AIアプリケーションのリモート変更は、クラウド上で、スマートフォンのアプリのように、簡単にアプリケーションソフトウェアのアンインストール/インストールを行うことができる。同じソフトウェアを、複数のAI Boxに同時にインストールすることなども可能だという。

左=アプリケーションは、クラウド上で管理を行う/中=配置Mapから特定のAI Boxの選択が可能/右=クリック操作で簡単にアプリケーションが変更できる(クリックで拡大)

 NTTドコモは、同ソリューションについて、2019年度中の提供を目標に、開発を行っている。

 その他、LMガイドなどを手掛けるTHKの製造業向けIoTサービス「OMNI edge」も展示した。OMNI edgeは、THKとNTTドコモ、シスコシステムズが共同で開発したもの。

左=「OMNI edge」の内容/右=LMガイドに取り付けられた振動センサー(クリックで拡大)

 LMガイドに取り付けた振動センサーのデータを、NTTドコモの閉域ネットワークを介してTHKのクラウドに転送。クラウド上で解析して、故障予知などの診断を行う。振動データの解析には、THKが独自に開発したアルゴリズムが使われている。

 センサーを外付けするので簡単にIoTを実現できる他、データの取得や送信は自動で行われることから、現場に負担をかけることなく短期間での導入も可能になっている。2019年2月より無償トライアルを半年間の期間で開始。トライアルは当初、50社限定としていたが「あまりにも引き合いが多いので、(トライアル枠の)拡大を検討中」(THKの説明担当者)という。

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