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日本ガイシ、台湾のスタートアップ企業に出資デジタル社会関連事業をさらに拡大

日本ガイシは、台湾のスタートアップ企業「PanelSemi」に出資した。NGKグループは新事業化品で2030年に1000億円以上の売上高を目指す計画を掲げており、今回の出資もその一貫。

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新事業化品で2030年に売上高1000億円以上を目指す

 日本ガイシは2024年7月、台湾のスタートアップ企業「PanelSemi」に出資したと発表した。NGKグループは新事業化品で2030年に1000億円以上の売上高を目指す計画を掲げており、今回の出資もその一環。

 投資先のPanelSemiは、薄膜トランジスタ回路の形成技術をベースに、極めて薄く軽量で、消費電力が小さく高輝度の「フレキシブルLEDディスプレイ」を開発、販売している。また、ポリイミドフィルム上に微細配線や機能回路を設け、セラミック基板と一体化させた「ハイブリッド回路基板」の技術を応用し、無線通信や光電融合に向けた「半導体モジュール用高機能回路基板」の開発なども行っている。

 日本ガイシはこれまでもPanelSemiとの協業により、超小型で薄型のリチウムイオン二次電池「EnerCera(エナセラ)」やセラミック基板、セラミックパッケージといった自社製品と、PanelSemiが保有する回路形成技術を組み合せた新技術・新製品の開発を進めてきた。今回の出資により、PanelSemiとの協業関係を一段と強化し、日本ガイシが注力分野の1つに掲げる「デジタル社会関連事業」について、新しい価値の創造や事業規模の拡大を目指す。

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