太陽光:
ペロブスカイト太陽電池の国内市場、2040年度に1.5GW規模に拡大へ
矢野経済研究所がペロブスカイト太陽電池(PSC)および関連部材の国内市場の調査結果を発表。2040年度には1.5GWのペロブスカイト太陽電池による新規導入容量が見込まれるという。(2024/11/20)
材料技術:
異方導電性接着剤を用いたRFIDラベルタグの製造方法を開発、インレイの後貼り不要
ユポ・コーポレーションと日本化学工業は、日本化学工業が新しく開発した紫外線で硬化する異方導電性接着剤を用いたRFIDラベルタグの製造方法を共同開発した。(2024/11/20)
テルえもんが見たデジタルモノづくり最前線(7):
「JIMTOF2024」で金属3Dプリンタの最新動向を調査
連載「テルえもんが見たデジタルモノづくり最前線」では、筆者が日々ウォッチしているニュースや見聞きした話題、企業リリース、実体験などを基に、コラム形式でデジタルモノづくりの魅力や可能性を発信していきます。連載第7回は「『JIMTOF2024』で見た金属3Dプリンタ最新動向」をお届けします。(2024/11/20)
サントリーとサッポロ、長距離輸送で協業 ドライバーの負担軽減目指す
サントリーグループとサッポログループは11月13日、岡山県〜群馬県間における共同輸送を開始した。長距離輸送時のドライバーの負荷軽減や、運送効率化によるCO2排出量削減を見込む。(2024/11/19)
SCREEN SS-3200 for 200mm:
毎時500枚処理可能 200mmウエハー向け枚葉式洗浄装置
SCREENセミコンダクターソリューションズは、スクラバ方式を採用した200mmウエハー対応枚葉式洗浄装置「SS-3200 for 200mm」を開発した。2024年12月に販売を開始する。(2024/11/18)
リサイクルニュース:
低コストかつ低環境負荷で酸化物負極をリサイクルする手法を開発
東芝は、簡易な熱処理のみでリチウムイオン電池の酸化物負極を低コストかつ低環境負荷でリサイクルする手法を開発した。リチウムイオン電池のリサイクル促進や製品のCFP低減のニーズに対応する。(2024/11/18)
LED:
パナソニックEW社がLED照明を刷新 誰でも交換可能に
パナソニック エレクトリックワークス社は、系統の電力供給を可能にする配線ダクト「OSライン ダブル」対応のアタッチメントとユーザーがランプ部を交換できる小型LED照明をリリースした。(2024/11/15)
福島に新工場、岩手は能力増強:
新菱、半導体製造装置などのパーツ洗浄能力を拡大
三菱ケミカルグループの新菱は、半導体精密洗浄事業を強化する。福島工場(福島県郡山市)を新設し、岩手工場(岩手県一関市)では既存工場を増強し、半導体製造装置などに用いられるパーツの洗浄能力を拡大する。いずれも2026年10月の稼働を目指す。(2024/11/13)
3Dプリンティング:
材料噴射型3Dプリンティング技術を実工事に初適用、高さ2mのRC柱をオンサイト施工 清水建設
清水建設は、日本製鉄発注の瀬戸内製鉄所阪神地区の製鉄設備建設工事において、材料噴射型3Dプリンティング技術を有筋構造部材の施工に初適用した。(2024/11/12)
リサイクルニュース:
無印良品が無糖茶の容器を再生PETボトルに切り替え
良品計画は無糖茶のボトルをアルミ缶から再生原料を100%使用したPETボトルへ2024年11月13日からリニューアルする。(2024/11/12)
脱炭素:
横浜市発注の橋梁工事で「グリーン鋼材」採用 JFEエンジニアリング
JFEエンジニアリングは、神奈川県横浜市発注の「都市計画道路桂町戸塚遠藤線(上倉田戸塚地区)街路整備工事」で、JFEスチールのグリーン鋼材「JGreeX」を採用する。JFEエンジニアリングが受注した橋梁工事でグリーン鋼材を採用するのは初。(2024/11/11)
電動化:
ASEANのEVシフトはどう進む? 現地の最新状況を解説
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのタイ法人MU Research and Consulting (Thailand)のコンサルタントである池内勇人氏が「ASEAN自動車市場 〜電動化の進展における主な論点〜」をテーマに行った講演を一部紹介する。(2024/11/11)
電動化:
電動バイクタクシー向けバッテリーサブスクリプションサービスを実証開始
東芝およびナチュラニクスは、タイのバンコクにて、電動バイクタクシーのドライバー向けバッテリーサブスクリプションサービスに関する実証実験を開始した。(2024/11/11)
再生した電池は「新品同様」に:
リチウムイオン電池がよみがえる 負極の再利用手法を開発
東芝は、リチウムイオン電池の酸化物負極を低コストかつ低環境負荷でリサイクルできる「ダイレクトリサイクル手法」を開発した。再生電極を用いた電池は、新品とほぼ同じ97%以上の活物質容量を持ち、充放電に伴う容量低下も新品と同等であることを確認した。(2024/11/11)
脱炭素:
燃費を競うカーレース大会にカーボンニュートラル燃料クラスを新たに設置
ホンダは、1Lのガソリンで自動車の走行距離を競う燃費競技「Honda エコ マイレッジチャレンジ2024」に、新たにカーボンニュートラル燃料クラスを置き、10月12日、13日に全国大会を開催した。(2024/11/8)
プロジェクト:
超高層複合ビル「TODA BUILDING」開業、最新技術を取り入れた「芸術文化の発展拠点」の全貌
戸田建設が東京都中央区京橋一丁目で開発を進めてきた超高層複合ビル「TODA BUILDING」が開業した。「芸術/文化の形成」と「地域の防災力強化」をテーマに、隣接する街区と共同で、アートとビジネスが交錯する芸術文化の拠点として整備してきた。建物はコアウォール免震構造による国内トップレベルの耐震性能を実現し、「ZEB Ready」認証取得などの高い環境性能も備えている。(2024/11/7)
リノベ:
環境改修“ゼノベ“第1号「日建ビル1号館」のテナントリーシング開始 「つくし坊や」とコラボ
日本政策投資銀行とDBJアセットマネジメント、日建設計は、不動産業界のCO2排出量実質ゼロの実現に向けて、環境改修モデルの構築と普及を目指す「ゼロエネルギーリノベーションプロジェクト」(ゼノべプロジェクト)を推進している。3社はゼノベ第1弾物件で、2025年3月に竣工予定の「日建ビル1号館」について、テナントリーシング活動を開始した。(2024/11/1)
第1回「カーボンフットプリントの表示等の在り方検討会」:
企業は製品にどう表記すべきか? 「カーボンフットプリント(CFP)」の表示ガイドラインの検討がスタート
製品ライフサイクル全体のCO2排出量を記録・公開する「カーボンフットプリント(CFP)」。企業が実際に自社の製品やサービスを販売する際、CFPの情報をどのように表記すべきかを示す表示ガイドラインの検討が始まった。(2024/10/31)
組み込み開発ニュース:
ソラコムがiSIM対応通信モジュール2種を量産発売、評価ボードも提供
ソラコムは、次世代SIM技術である「iSIM」を同社のデータ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」で利用するための通信モジュールの量産販売を開始したと発表した。(2024/10/31)
ソラコム、次世代SIM「iSIM」を商用提供 2種類の搭載モジュールも
ソラコムは、次世代SIMテクノロジー「iSIM」の商用提供を開始。iSIM対応モジュールとして「BG773A-GL」と「Type 1SC」の2種類を提供し、セルラーネットワークをシームレスに利用できるようになる。(2024/10/30)
AIのためのインフラとは【後編】
AIインフラ「電力問題」を軽減 再エネだけじゃない“エコな方法”とは?
AIワークロードのコンピューティング需要は環境への負荷を増大させている。持続可能なAIインフラの構築は喫緊の課題だ。環境負荷を抑えつつ、AIモデルの性能を引き出す方法とは。(2024/10/30)
サーキュラーエコノミー:
建材の環境性能情報を可視化、大林組が仏企業の資源循環データ基盤を導入
大林組は、フランスのUpcycleaが開発した資源循環データプラットフォームを活用して、建設資材の環境性能や解体資材のリユース可能性を可視化し、建設資材の循環利用を図る取り組みを開始した。(2024/10/28)
GXの「現実的な進め方」とは:
PR:日本企業GXの現在地と、今取り組むべきこれだけの理由
(2024/10/28)
産業用ロボット:
アルミ材の摩擦撹拌接合に対応するロボット、安川電機が剛性高めた新製品
安川電機は、アルミ材の摩擦撹拌接合に対応したロボット「MOTOMAN-GG250」の販売を開始した。剛性を高めた機構設計で、加圧時の位置ずれを大幅に低減している。摩擦撹拌接合のほか、切削加工用途などにも使える。(2024/10/24)
リサイクルニュース:
ロボの使用済み人工筋肉をおしゃれなバッグでアップサイクル
ファッションブランドのCRAFSTOは使用済みゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)をアップサイクルした部品を用いたバッグを開発した。(2024/10/24)
リサイクルニュース:
AGC Glass Europeが太陽光発電パネルカバーガラスのリサイクル会社と協業
AGC Glass Europeは、太陽光発電パネルのリサイクル技術を開発/保有するフランスのROSIと、太陽光発電パネルカバーガラスの資源循環促進に向けた戦略的パートナーシップを締結した。(2024/10/23)
電動化:
2035年の電動商用車の世界販売台数は956万台に、電動化比率は43.3%へ
矢野経済研究所は、商用車の世界市場を調査し、その結果を発表した。電動商用車の世界販売台数は23年の105万台から35年には956万台に増加し、電動化比率は同5.8%から43.3%へ拡大する見込みだ。(2024/10/21)
脱炭素:
CLT使用量を2028年までに8倍へ、大東建託が住宅の脱炭素促進 新商品開発や大工教育も
大東建託は、2028年までにCLT使用量を現在の8倍に増やす。今後は利用拡大に向けた新商品や新仕様の開発に加え、安定した施工体制を構築するための大工教育なども実施する。(2024/10/18)
リサイクルニュース:
化学強化廃棄塩を肥料原料としてリサイクルすることに成功
AGCディスプレイグラス米沢とユーグレナは、車載ディスプレイ用カバーガラスの化学強化工程で発生する廃棄塩を、肥料原料としてリサイクルすることに日本で初めて成功した。(2024/10/18)
JIMTOF2024特別企画:
PR:工作機械の加工異常や工具摩耗を検知 完全自動化目指す三菱電機のAI診断ツール
三菱電機は、AIを活用して加工工程の自動化と加工コストの削減を実現するNC加工AI診断ツール「NC MachiningAID」をリリースする。同社はNC MachiningAIDを工作機械の世界的見本市である「第32回日本国際工作機械見本市」(JIMTOF2024)に出展する。(2024/10/21)
リノベ:
再生建築で「COERU 渋谷道玄坂」と「COERU 渋谷イースト」を改修、東急不動産
東急不動産の「COERU 渋谷道玄坂」が竣工し、「COERU 渋谷イースト」も2024年10月に完成する予定だ。ともに再生建築研究所が設計し、再生建築の手法を用いた第1弾、第2弾の施設として、既存建物を解体することなく、建物を適正化する過程で環境性能の向上や執務環境の改善など、時代に即した機能を更新した。(2024/10/17)
次世代データセンターの究極の形【中編】
サーバは「海に沈める」のが合理的? 水中データセンターの5大メリット
データセンターを陸上に建設するのではなく、海中に沈める「水中データセンター」の活用に向けた取り組みが世界各地で進んでいる。水中データセンターにはどのようなメリットが見込めるのか。(2024/10/16)
工作機械:
自律的に状態を判断して生産性向上、オークマが新たな横形マシニングセンタ
オークマは、横形マシニングセンタ「MA-4000H」を開発した。「Green-Smart Machine」として自律的に機械状態を判断し、高精度、高生産性を保ちながら脱炭素、省エネにも貢献する。(2024/10/11)
Gartner Insights Pickup(372):
AI戦略に持続可能性を取り入れるには
「ChatGPT」のような生成AIがマルチモーダル時代に突入する中、インフラストラクチャとオペレーション(I&O)のリーダーは戦略的に考えて行動し、AIを取り巻く状況と進化するESG(環境、社会、ガバナンス)規制環境の両方の変化を乗り切らなければならない。本稿では、I&Oリーダーが取り組むべき4つのステップを紹介する。(2024/10/11)
リサイクルニュース:
TOPPANがオールPEのモノマテリアルスタンディングパウチを開発
TOPPANは、使用するプラスチックフィルムを、全てポリエチレン(PE)ベースのフィルムとした液体用途向け詰替えパウチを開発した。(2024/10/10)
ココイチ初の環境配慮型店舗オープン 廃棄する生ごみがゼロ
カレーハウスCoCo壱番屋を運営する壱番屋(愛知県一宮市)は10月7日、金沢小坂店(金沢市)を移転オープンした。カレーハウスCoCo壱番屋業態で初となる、環境に配慮した店舗だ。(2024/10/9)
安価で量産もできる材料:
Mg2Si基板を用いたPDアレイ 安価なSWIRイメージセンサー実現へ
茨城大学は、マグネシウムシリサイド基板を用いたフォトダイオード(PD)リニアアレイを開発した。安価で環境負荷が小さい半導体材料であるマグネシウムシリサイドを用いた「SWIR(短波赤外域)イメージセンサー」の早期実用化を目指す。(2024/10/9)
明治HDの新CSO「サステナビリティは非競争領域」 発言に込められた意図は?
明治HDの新CSOは「サステナビリティは非競争領域」であり、自社の取り組みを深化・加速させたいと意気込む。この発言にはどのような意図が込められているのだろうか。(2024/10/8)
次世代データセンターの究極の形【前編】
究極のサーバ冷却は「データセンターを水に沈める」だった?
データセンターを水中に沈める実験が、世界の各所で進められている。データセンターによる電力や水の消費量が増える中で、水中データセンターはその解決策になるのか。(2024/10/8)
宇宙開発:
宇宙分野の市場は4000億ドル超、“下流”ほど規模大きく
PwCコンサルティングは宇宙分野のトレンドや課題を包括的にまとめたレポート「宇宙分野の主要トレンドと課題 第4版(日本語版)」を発表した。(2024/10/7)
旅行会社があえて「科学者」を採用するワケ どんな業務を担うのか?
「科学者」を採用する旅行会社が出てきている。一見、全く関係がないように見えるが、どのような役割を担うのかというと……(2024/10/7)
リサイクルニュース:
EVの使用済み二次電池をリサイクルするパイロットプラントを福島県で建設
日本化学産業は、福島県いわき市の「いわき四倉中核工業団地」に、電気自動車の使用済み二次電池の金属リサイクルを目的としたパイロットプラントを建設することを決定した。(2024/10/7)
産業動向:
西松建設がユニフォームを全面リニューアル、タブレットPCが入るバックポケット採用
西松建設は2024年11月、作業所で着用するユニフォームを9年ぶりにデサントジャパン監修でリニューアルする。(2024/10/4)
リサイクルニュース:
トヨタグループ10社でサーキュラーエコノミー、新団体を設立して協調
トヨタグループ10社はサーキュラーエコノミーの普及や拡大に向けて協調するCircular Coreを設立した。(2024/10/4)
産業用ロボット:
産業用スカラロボットのラインアップに食品グリス仕様モデルなど追加
エプソン販売は、GXシリーズ対応コントローラー「RC800-A」、ティーチペンダント「TP4」、食品グリス仕様の3モデル「Tシリーズ」「LSシリーズ」「GXシリーズ」の受注を開始する。(2024/10/1)
リサイクルニュース:
粘着テープ製造時に発生する剥離紙のリサイクルを実現
ニチバンは、日本製紙とともに、粘着テープ製品の製造過程で発生する剥離紙のリサイクルを可能にする新たな取り組みを2024年9月に開始した。(2024/9/30)
医療技術ニュース:
環境に優しい化学製品生産へ、水素で作る抗アルツハイマー薬の合成に成功
東京大学は、水素を主な反応試剤に用いて水のみが排出される抗アルツハイマー薬の連続合成に成功し、水素を使う化学変換を基軸とする環境調和型化学製品生産のコンセプトを実証した。(2024/9/30)
クラウドサービスと環境配慮【後編】
クラウドデータセンターの環境負荷軽減に役立つ「ESGツール」とは?
データセンターの環境負荷軽減が社会的な課題となる中で、ユーザー企業も環境負荷の問題とは無縁ではいられなくなりつつある。主要クラウドベンダーは環境負荷に関してどのような選択肢を提供しているのか。(2024/9/30)
材料技術:
レゾナックがソイテックとSiCパワー半導体向け貼り合わせ基板の共同開発契約締結
レゾナックは、先進的な半導体基板材料を製造するフランスのソイテックと、パワー半導体に使用される8インチの炭化ケイ素SiCエピウエハーの材料となる8インチSiC貼り合わせ基板の共同開発契約を締結した。(2024/9/26)
LIBリサイクルの水熱有機酸浸出プロセス開発の取り組み(6):
リチウムイオン電池リサイクル技術の現在地
本連載では東北大学大学院 工学研究科附属 超臨界溶媒工学研究センターに属する研究グループが開発を進める「リチウムイオン電池リサイクル技術の水熱有機酸浸出プロセス」を紹介する。最終回となる第6回ではこれまでのまとめとリチウムイオン電池に関する研究論文の特徴を取り上げる。(2024/9/26)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。