SEMIジャパンは2025年12月16日、同年12月17〜19日にかけて開催される「SEMICON Japan 2025」(東京ビッグサイト)の記者会見を実施した。その際に半導体市況について説明し、世界半導体市場は2029年に1兆米ドルを超える見込みであることなどを語った。
杉山康介()
SDKI Analyticsによれば、世界の有機EL(OLED)市場は、2025年見込みの約657億米ドルに対し、2035年までには2371億米ドルを超える見通しだ。
馬本隆綱()
米国半導体工業会によると、2025年10月の世界半導体売上高は前年同月比27.2%増の727億米ドルになった。地域別では日本は前月比では0.6%増だったものの、前年同月比では10.0%減と5カ月連続でマイナス成長になった。
永山準()
SEMIによると、2025年第3四半期(7〜9月)の半導体製造装置(新品)の世界総販売額は前年同期比11%増の336億6000万米ドルで、第3四半期として過去最高を更新したという。
永山準()
世界半導体市場統計(WSTS)の2025年秋季半導体市場予測によると、同年の世界半導体市場は前年比22.5%増の7722億4300万米ドルに成長する見通しだ。引き続きAIデーターセンサー投資がけん引役となり、特にメモリやロジックが高成長することが見込まれている。
永山準()
フランスの市場調査会社Yole Groupによると半導体の自国内製造能力を強化する中国は、最先端プロセスでは後れを取るものの、現在のペースなら2027〜2028年にも半導体製造面での自給自足を達成する見込みだという。
永山準()
調査会社のSDKI Analytics(以下:SDKI)は2025年11月、「チップレット市場に関する調査レポート:予測2026―2035年」を発表した。同レポートによると、のチップレット市場規模は2026〜2035年の期間中に年平均成長率(CAGR)29.1%で成長し、2035年には1454億米ドルに達する見込みだとしている。
杉山康介()
矢野経済研究所によると、半導体製造装置向けファインセラミックス部材の世界市場は、2030年に1.6兆円を突破する見通しである。今後は、耐プラズマ性や高温耐性、高熱伝導性などに優れたファインセラミックスを用いた部材の需要拡大が見込まれるという。
馬本隆綱()
SEMIによると、2025年第3四半期(7〜9月)の世界シリコンウエハー出荷面積は前年同期に比べ3.1%増加し、33億1300万平方インチになった。2025年第2四半期に比べると0.4%減少した。
馬本隆綱()
米国半導体工業会によると、2025年9月の世界半導体売上高は前年同月比25.1%増の695億米ドルになった。地域別では日本だけ前年比減となり、4カ月連続でマイナス成長になった。
永山準()
矢野経済研究所の調べによれば、ワイドバンドギャップ半導体単結晶の世界市場(メーカー出荷金額ベース)は、2025年に2869億円となる見込みで、2035年は8298億円規模に達するという。バッテリー電気自動車(BEV)や鉄道車両、産業機器などに搭載されるパワー半導体向けを中心に、ワイドバンドギャップ半導体単結晶の採用が進む。
馬本隆綱()
SEMIは2025年10月28日(米国時間)、2025年のシリコンウエハー世界出荷面積見込みが、前年比5.4%増とプラスに転じ、128億2400万平方インチとなると発表した。その後もAI関連製品の旺盛な需要に支えられて安定成長を続け、2028年には154億8500万平方インチになり、過去最高記録を更新する見通しだ。
馬本隆綱()
300mmファブ装置に対する世界投資額が2025年に初めて1000億米ドル台に達し、2026年から2028年までの3年間で総額3740億米ドルに達するという予測をSEMIが発表した。「AIチップの需要増」や「主要地域における半導体の自給率向上に向けた取り組み」などが設備投資に弾みをつける。
馬本隆綱()
富士経済によれば、半導体材料の世界市場は2025年の500億米ドル超に対し、2030年は約700億米ドル規模に達する見通しである。内訳は前工程向け材料が560億米ドルに、後工程向け材料が141億米ドルになると予測した。AI関連の先端半導体向け需要が好調に推移する。
馬本隆綱()
米国半導体工業会によると、2025年8月の世界半導体売上高は前年同月比21.7%増の649億米ドルになったという。地域別では日本のみ同6.9%減のマイナス成長になった。
永山準()
米国半導体工業会によると、2025年7月の世界半導体売上高は前年同月比20.6%増の621億米ドルになったという。地域別では日本のみマイナス成長だった。
永山準()
SEMIによると、2025年第2四半期(4〜6月)における半導体製造装置(新品)の世界総販売額は、330億7000万米ドルになった。前年同期比で24%増加、2025年第1四半期(前期)比では3%の増加となる。
馬本隆綱()