米国半導体工業会によると、2025年4月の世界半導体売上高は前年同月比22.7%増の570億米ドルになった。前年同月比では12カ月連続のプラス成長で、前月比でも、2025年に入って初の増加となった。
米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)は2025年6月5日(米国時間)、2025年4月の世界半導体売上高が前年同月比22.7%増の570億米ドルになったと発表した。前年同月比では12カ月連続のプラス成長だ。また前月比でも、2025年に入って初の増加となった。
SIAの社長兼CEOであるJohn Neuffer氏は「世界半導体市場は2025年4月に同年初の前月比増を記録した。米州やアジア太平洋での増加にけん引され、引き続き前年比での成長も継続している。新たなWSTSの市場予測でもAIやクラウドインフラ、先進民生エレクトロニクスの需要にけん引され2025年の世界市場は堅調な成長を続けるとされている」とコメントしている。
2025年4月の世界半導体市場を地域別でみると米州が前年同月比44.4%増、アジア太平洋/その他が同23.1%増、中国が同14.4%増、日本が同4.3%増、欧州が同0.1%増と全ての地域で増加した。前月比では中国が5.5%増、アジア太平洋/その他が5.3%増、欧州が0.5%増となった一方、米州が1.1%減、日本は0.6%減となった。
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