医療技術ニュース:
蛍光寿命の変化を利用したバイオセンサーの開発プラットフォームを確立
理化学研究所は、さまざまな蛍光寿命バイオセンサーを生み出すためのプラットフォームを開発した。また、作製したバイオセンサーで、蛍光寿命の変化をもとに細胞内の濃度変化を観察することに成功した。(2024/12/4)
第17回「脱炭素燃料政策小委員会」:
2030年代に全新車をバイオ燃料対応に バイオエタノール導入拡大案の詳細
運輸部門の脱炭素化に向けて、経済産業省は2030年代早期に全新車をバイオ燃料対応とする方針を固めた。本稿ではこの自動車燃料へのバイオエタノールの導入拡大に向けた方針案の概要と、同時に議論されている次世代燃料の環境価値認証・移転制度に関する検討の方向性について紹介する。(2024/11/19)
材料技術:
バイオファウンドリ拠点でスケールアップ検討期間を従来の6分の1に短縮
新エネルギー・産業技術総合開発機構は、千葉県茂原市に設立した「関東圏バイオファウンドリ拠点」において、バイオ生産のスケールアップ検討期間を従来の約6分の1に短縮したと発表した。(2024/6/20)
日本糖尿病学会、「血糖測定機能をうたうスマートウォッチ」に注意喚起
「指先穿刺や皮下センサー留置のための皮膚穿刺をすることなく、血糖値やグルコース値を測定できる医療機器はありません」(2024/4/24)
医療機器ニュース:
自社MRによるリアルタイムCGMの情報提供を開始
デクスコムジャパンは、自社のMRによる情報提供を2024年4月1日より開始する。これまで販売代理店を通じて展開していたDexcomのリアルタイムCGM「Dexcom G6」を、医療機関へ直接提供していく。(2024/3/28)
母猫に「育たない」と判断された子猫を保護 不自由な目と耳を抱え、たくましく生きる姿に「涙が」「精一杯命を輝かせている」
胸が熱くなります。(2023/11/30)
NTT R&D FORUM 2023:
マカロン型デバイスで深部体温を計測、熱中症やうつ病の予防に
NTTは2023年11月14〜17日、「NTT R&D FORUM 2023―IOWN ACCELERATION」を開催し、貼るだけで深部体温を計測できる生体リズムモニター技術や、非侵襲で血糖トレンドを計測するデバイスなど、同社の研究開発の最新成果を展示した。(2023/11/27)
研究開発の最前線:
「バイオものづくり」の実証拠点が完成、日本発のプラットフォーマーに向けて
NEDOは、Green Earth Institute(GEI)が2021年度から千葉県茂原市に建設を進めていた「バイオものづくり」の推進拠点「バイオファウンドリ研究所」を報道陣に公開した。(2023/6/5)
材料技術:
非可食バイオマスを用いた糖製造技術の基礎を確立、持続可能な原料から樹脂を創出
東レは、DM三井製糖とともにタイで実証を行い、バイオマス原料を用いて、非可食植物由来の糖を製造する基本技術を確立したと発表した。(2023/4/18)
東京都主導の国際イベント:
世界の「フードテック」が日本に集結 シティテック東京の注目企業5社
東京都が主導する国際イベント「City-Tech. Tokyo」が開催された。世界中からさまざまな技術を持ったスタートアップが集ったわけだが、その中で注目の「フードテック企業」を紹介する。(2023/3/3)
組み込み開発ニュース:
センシング用途向けに小型短波長赤外デバイスの量産技術を確立
ロームは、ポータブル機器やウェアラブル機器のセンシング用途向けに、小型短波長赤外デバイスの量産技術を確立した。1608サイズと小型のため、実装面積削減による省スペース化と小型アプリケーション向けのセンシングが可能となる。(2023/3/2)
医療技術ニュース:
水の中でも使える、酸素タンクを内蔵したバイオ発電パッチを開発
東北大学は、水中でも駆動する、ウオータープルーフ仕様のバイオ発電パッチを開発した。従来のバイオ発電パッチよりも10倍以上長く発電を維持し、水中で電流値が低下しても水から取り出せば数10秒で再使用が可能だ。(2022/9/6)
Innovative Tech:
皮膚に貼る無線フィルムセンサー 脈拍や汗などを検出、スマホでモニター可能 チップやバッテリーなし
米MIT(Massachusetts Institute of Technology)の研究チームは、チップやバッテリーを搭載せずにワイヤレス通信を行う電子皮膚(e-skin)ベースのウェアラブルセンサーを開発した。(2022/8/22)
組み込み開発ニュース:
貼り付けるだけで水溶液濃度を計測できる光センサーシートを開発
中央大学らの共同研究グループは、貼り付けるだけで水溶液濃度のオンサイト計測が可能な光センサーシートを開発した。植物や柔らかな素材の液体配管に貼り付けられ、伸長した状態でも安定して多機能な光センシングを実施できる。(2022/6/2)
材料技術:
ミドリムシ成分使用のバイオマスプラスチック、量産化に向けて始動
ユーグレナは2021年3月29日、ミドリムシの特異的な貯蔵多糖類を原料とするバイオマスプラスチック「パラレジン」の技術開発や普及促進を目的とする「パラレジンジャパンコンソーシアム」を設立すると発表した。(2021/3/30)
医療機器ニュース:
薬やワクチンの高速注入を可能にした、ニードルポンプパッチを開発
東北大学は、新開発の多孔性ポーラスマイクロニードルと、電気により流れが発生する性質を利用し、電気式の貼る注射「オール有機ニードルポンプパッチ」を開発した。多量かつ高速の注入と、皮下組織液の高速採取を可能にしている。(2021/2/24)
Apple Watch Series 7は採血不要で血糖値測定可能に?
非侵襲方式での血糖値測定は、糖尿病患者だけではなく一般の健康管理への貢献も期待。(2021/1/26)
Innovative Tech:
汗で発電する“電子皮膚”、代謝をモニターしてロボット操作も カリフォルニア工科大が「PPES」開発
汗で発電し、そのモニター結果をBluetoothで飛ばす。ロボットなどの操作にも使える。(2020/8/12)
医療技術ニュース:
グルコース応答性ゲルと血液透析用中空糸を組み合わせた人工膵臓デバイス
名古屋大学は、グルコース応答性ゲルを血液透析用中空糸と組み合わせることで、インスリン放出能を飛躍的に改善した人工膵臓デバイスを開発した。(2020/7/8)
アナログ回路設計講座(34):
PR:液体測定 ―― 水から血液まで
液体測定の対象は水だけではありません。血液、唾液、排泄物といった医療関連の液体は健康に直接関係することから、疾病の可能性を判断するために検査可能であることが必要です。これらの測定すべてに共通するのが、基盤となる測定原理であるインピーダンス測定です。本稿では、医療用途の液体測定に的を絞って、個々のアプリケーションとインピーダンス測定の汎用性について論じます。(2020/5/11)
国をあげて取り組みを継続:
スタートアップ育成に注力するフランス
フランスは、“起業家による起業家のための活動”を支援するイニシアチブ「La French Tech(フランステック)」を推進し、新興企業の再生に取り組んでいる。(2020/1/28)
医療へのIoTとAIの導入はどのくらい進んでいるのか【前編】
IoTとAIは医療の現場でどのように役立つのか
IoTや人工知能(AI)技術といった、比較的新しい技術を活用した医療機器が開発されている。医療分野での最新技術の応用例とその課題について、専門家の話を基に説明する。(2019/4/8)
医療技術ニュース:
肥満を調節する新しい酵素を発見、肥満予防に期待
東京大学は、脂質の一種とこれを生合成するL型酵素の働きをマウスを使って調べ、このL型酵素が肥満を調節する新たな酵素であることを明らかにした。(2019/3/4)
医療機器ニュース:
マイクロニードル型「貼るだけ」人工膵臓のプロトタイプを開発
名古屋大学は、エレクトロニクス制御フリー、タンパク質フリー、ナノ粒子フリーのマイクロニードル型「貼るだけ」人工膵臓のプロトタイプを開発した。(2019/2/6)
木質バイオマスを化成品の原料に、製造コストの大幅削減に成功
産業技術総合研究所が木質バイオマスからの糖製造の水使用量を削減すると同時に、糖化率を大幅に改善する技術を開発。木質バイオマスから糖化を経て合成される化成品の開発・普及への貢献が期待できるという。(2019/1/25)
SEMICON Japan 2018:
BLE機能も内蔵したマウスピース型センサー
東京医科歯科大学は、「SEMICON Japan 2018」で、歯科医療用のマウスピースに、口腔温や咬合力を測定するセンサーやBLE(Bluetooth Low Energy)無線機能を組み込んだウェアラブルセンサーを紹介した。(2018/12/19)
医療機器ニュース:
汗のpHなどを高感度に常時計測、ウェアラブル向けの貼れるセンサー
大阪府立大学は、フレキシブルフィルム上にCCD構造を作製し、汗を含む溶液のpH値をリアルタイムかつ高感度で計測可能なフレキシブルpHセンサーを開発した。ばんそうこうのように皮膚に貼り、汗中のpH値を常時計測できる。(2018/11/28)
Google系列のVerily、血糖値測定コンタクトレンズの開発を中止 正確な測定は困難
Alphabet傘下の医療企業Verily Life Sciencesが、2014年に立ち上げた糖尿病患者のための血糖値測定コンタクトレンズの開発を中止した。わずかな涙液から正確な血糖値を測定するのは困難という結論に達した。今後は白内障や老眼のためのスマートレンズの開発にフォーカスする。(2018/11/18)
医療機器ニュース:
世界最小クラスの発電、センシング一体型血糖センサーを開発
名古屋大学は、世界最小クラスの発電、センシング一体型血糖センサーを開発した。低侵襲で低コストな持続型血糖モニタリングが期待でき、多くの人が血糖値を簡便に把握できるようになる。(2018/11/6)
目が覚めそうな新エナドリ 朝にキメたい強炭酸の「リアルゴールド ロケットスタート」が発売
どうしても目が開かない朝に頼りたい。(2018/11/5)
医療機器ニュース:
バイオケミカルセンサーチップを開発、微量の液体から特定の溶質を高感度に検出
大阪大学は、レーザー光の照射により非線形光学結晶から発生するテラヘルツ波を用いて、極微量の溶液中の溶質濃度を高感度かつ定量的に検出できる超高感度バイオケミカルセンサーチップを開発した。(2018/3/8)
医療技術ニュース:
エレクトロニクスフリーの人工膵臓、血糖値に合わせて自律的にインスリン放出
名古屋大学が、機械や電気による駆動を必要としない、自立型の「人工膵臓」を開発した。この人工膵臓は、健常および糖尿病マウスにおいて3週間以上持続して、糖代謝を良好に制御した。従来の機械型膵臓に比べ、安価で使用負担も軽減する。(2017/12/14)
福田昭のデバイス通信(120) 12月開催予定のIEDM 2017をプレビュー(4):
IEDM 2017の講演2日目(12月5日)午前(その2):ソニーの虹彩認識用イメージセンサー
2017年12月5日午前のセッションから注目講演を紹介する。ソニーは、スマートフォン向けを想定した、シリコンの赤外線イメージセンサーについて発表する。その他、III-V族ナノスケールMOSFETや、バイオセンサー、化学センサーなどの講演を取り上げる。(2017/11/17)
医療技術ニュース:
血糖値の変化に応じて血中から脳内に薬剤を届けるナノマシンを開発
ナノ医療イノベーションセンターは、脳への薬剤送達を妨げる「血液脳関門(Blood-brain barrier:BBB)を血糖値の変化に応じて効率的に通過し、脳内へ集積する「BBB通過型ナノマシン」を開発した。(2017/11/15)
医療技術ニュース:
失明を招く加齢黄斑変性の病態を生体組織チップ上で一部再現、東北大学
東北大学は、失明につながる網膜疾患の病態の一部を生体組織チップ上で再現することに成功した。疾患モデル動物の代替として、病態解析や創薬スクリーニングに応用できる可能性がある。(2017/6/30)
マストドンつまみ食い日記:
「超便利な検索タブ」「オイゲンさんがナウマン発見」「マストドン会議、西へ」
今日のつまみ食い日記は、マストドンクライアント2本立て+マストドン会議4の情報。(2017/5/23)
マストドンつまみ食い日記:
マストドンのWebクライアント「Naumanni」は17日昼公開
マストドン会議でUEI清水亮社長がぶち上げた自信作が明日、公開される。(2017/5/16)
マストドンつまみ食い日記:
マストドン会議でつまみ食いしてきた
日本におけるマストドンブームの現時点でのまとめ的なイベントに参加してきた。(2017/4/28)
材料技術:
マツダの走りを陰で支える、高機能樹脂材料の開発秘話
マツダと聞くと「SKYACTIV」の名で知られるディーゼルエンジンやガソリンエンジンの燃焼技術、シャーシ技術や魂動デザインがイメージされる。SKYACTIVテクノロジーを実現する上でも重要な材料の開発技術にも力を入れている。とりわけ樹脂に関しては、軽量化やエコロジーの観点からも重要だ。(2017/2/10)
食事栄養の専門医師に聞く! 「ストレス食い」の3つの原因と対策
ストレス解消のために「食」に走ってしまう人は、ぜひ原因を知り、対策を行いましょう。(2017/2/3)
高温地域に住む糖尿病患者に朗報:
耐熱性に優れた酵素発見、血糖値センサー向け
東京工科大学の研究グループは、好熱性糸状菌からグルコース脱水素酵素(GDH)を発見した。この酵素は耐熱性と長期安定性に優れており、高温地域で使用される血糖値センサーチップなどへの応用が期待される。(2017/1/12)
CES 2017:
さらに進化したIoT機器がCESで一堂に会する
「CES 2017」(2017年1月5〜8日、米国ラスベガス)には多数のスマートデバイスが展示された。これらは明らかに今まで以上にスマート化を遂げている。(2017/1/10)
ルネサス DevCon China 2016:
スマート家電やIR46、中国市場の“今”が分かるデモ
ルネサス エレクトロニクスが中国で初めて開催したプライベートイベント「DevCon China 2016」では、組み込み機器設計プラットフォーム「Synergy」をはじめ、中国市場のトレンドに沿った77種類のデモが披露された。その一部を紹介する。(2016/11/2)
「おしっこ分析」で体の調子が見えてくる? 尿を解析“IoTトイレ”、開発の狙いは
トイレの便器に付けたセンサーで尿成分の異常を検知する“IoTトイレ”を日本のスタートアップが開発している。その狙いをCEOに聞いた。(2016/8/2)
医療技術ニュース:
血糖を調節する新たなメカニズムを解明
京都大学は、ナルディライジンというタンパク質が、血糖上昇時のインスリン分泌に不可欠であり、血糖値を一定の範囲に維持するために重要な働きを担っていることを明らかにした。(2016/7/28)
ヘルスケア分野への応用に本腰:
IBM「Watson」を糖尿病対策へ、アプリの開発も
IBMが、同社のコグニティブコンピュータ技術「Watson」を、本格的にヘルスケア分野に応用する取り組みを始めている。その1つが糖尿病のケアだ。(2016/6/20)
自然エネルギー:
シビレエイで発電する、驚きの発電システムを理研が開発
理化学研究所は、シビレエイの電気器官を利用した新原理の発電機を開発した。(2016/6/3)
細胞に機能追加するプログラミング言語、MITが開発
DNA回路を設計し、大腸菌に新しい働きを追加できる“細胞用プログラミング言語”を、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した。(2016/4/6)
医療機器ニュース:
採血が不要な遠赤外線を用いた血糖値測定法を開発
東北大学は、遠赤外線を用いて、無侵襲で血糖値を測定する手法を開発したと発表した。遠赤外線を照射するためのプリズムを中空光ファイバーの先端に取り付けた装置により、血中のグルコースの正確な検出を可能にした。(2016/2/16)
医療機器ニュース:
少量の血液で測定できる、糖尿病患者向け血糖自己測定器を発売
ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルカンパニーは、糖尿病患者向けの血糖自己測定器「ワンタッチベリオIQ」を発売した。0.4μL以上という少量の血液で、血糖値が測定できる。(2016/1/4)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。