2015年の車載半導体市場、やはりNXPが首位に:EE Times Japan Weekly Top10
EE Times Japanで2016年6月18〜24日に、多くのアクセスを集めた記事をランキング形式で紹介します。さまざまなトピックのニュース記事、解説記事が登場!!
「EE Times Japan Weekly Top10」バックナンバー
2020年までに首位奪還を狙うルネサス
今回の4位は、2015年における車載半導体市場のシェアランキングです。NXP SemiconductorsによるFreescale Semiconductorの買収話が出たころから既に予想されていたことではありますが、やはりトップに立ったのはNXPでした。2014年まで首位を維持していたルネサス エレクトロニクスは2位ではなく、3位となっています。ただし、これはルネサスもある程度予測していたようで、同社で自動車向け事業を統括する執行役員常務の大村隆司氏は、2016年1月に行われたEE Times Japanによるインタビューの中で、「2016〜17年は、震災影響のあった2011〜12年の案件が売り上げとなる時期で、シェアはいったん、縮む。しかし、2014〜15年の案件が売り上げとなる2020年には、再び、ひっくり返るはずだ」と話しています(関連記事:ルネサス、2020年に車載半導体シェア首位奪回へ)。
ただ、2016年4月に発生した熊本地震は、ルネサスに大きな影響を与えていて、同社にとって厳しい状況が続きそうです。地震による半導体メーカー各社の対応や状況については、「半導体工場の過去の地震被害と復旧までの時間」「HOYA、熊本地震の影響で工場閉鎖」もお読みください。
2位の記事にもご注目ください。ソニーが開発したGPS受信ICについての記事です。同社は、このICによってウェアラブル市場のブレークスルーを狙っています。IoTについては、EE Times Japanが姉妹サイトとともにオープンした特集ページ「IoTがもたらす製造業の革新」もぜひ、ご覧ください。その他、「すべてのIoTデバイスに「Bluetooth」を」「標準化進むセルラーIoT、モジュールは低価格に」も、おすすめです。
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