早稲田大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、テラヘルツ領域に対応する無線通信システムを試作、4.4kmの通信距離に対し伝送速度4Gビット/秒という大容量伝送に成功した。
馬本隆綱()
村田製作所は、非地上系ネットワーク(TNT)とセルラーLPWA(Low Power Wide Area)の両方で、Skylo Technologiesの認証を取得した小型通信モジュール「Type 1SC-NTN」を開発した。ウェアラブル機器やトラッキング機器などの用途に向ける。
馬本隆綱()
マグナ・ワイヤレスと大阪大学、情報通信研究機構(NICT)は、遅延時間を従来の50分の1に短縮できる「ポスト5G対応半導体チップ」を共同開発した。産業分野におけるローカル5Gの普及を視野に入れており、マグナ・ワイヤレスが2025年度中に製品化する。
馬本隆綱()
ジャパンディスプレイ(JDI)とKDDI、KDDI総合研究所は、開発した可搬型のミリ波(28GHz帯)用液晶メタサーフェス反射板を実環境に設置して、電波の反射方向や範囲を変更させて、ピンポイントに電波を届ける実証実験に成功した。
馬本隆綱()
京セラは、基地局から送信される電波の進行方向を変えられる「透明メタサーフェス屈折フィルム」を開発した。この屈折フィルムを窓ガラスやアクリルスタンドに貼り付ければ、景観を損なわずにミリ波5Gなどのサービスエリアを拡大できるという。
馬本隆綱()
京セラは、AIを活用した5G仮想化基地局の開発を本格的に開始すると発表した。さらに、無線アクセスネットワークのオープン化(Open RAN)を進めるアライアンスも設立する。
浅井涼()
LPWAネットワークのSigfoxを提供するUnaBizは2025年1月、トラッキング用途で低コストかつ大規模なIoTソリューション開発を目指す取り組み「Sub0Gプログラム」を発表した。トラッキングデバイスを通い箱や使い捨ての梱包に取り付け、Sigfoxを用いて追跡することを想定する。
浅井涼()
Infineon Technologiesが「世界最小」(同社)というGSMA規格「SGP.22 v3」準拠のeSIMソリューションを開発した。スマートウォッチをはじめとしたウェアラブルやスマートフォン、タブレットなどの民生デバイス向け。サイズは1.8×1.6×0.4mmで「PCBスペース要件をnanoSIMの37分の1、SIMの130分の1に削減できる」(同社)としている。
永山準()
STマイクロエレクトロニクスは、STM32対応ワイヤレスIoTモジュール「ST67W611M」を発表した。Qualcomm Technologiesとの協業による初めての製品となる。
馬本隆綱()
ノルディック・セミコンダクターは、2024年12月に開催された「第7回スマートハウス EXPO」で、最新世代のマルチプロトコルSoC(System on Chip)「nRF54」シリーズや、既存のSoCを使ったMatterのデモなどを展示した。nRF54のハイエンド品は、エッジAI(人工知能)にも使うことができる。
村尾麻悠子()
アナログ・デバイセズ(ADI)は「MWE 2024」(2024年11月27〜29日、パシフィコ横浜)で、ミリ波に対応したフェーズドアレイアンテナモジュール「Dragonfly」や、月測位システム用の小型衛星に使われるSDR(ソフトウェア無線)対応トランシーバーなどを展示した。
村尾麻悠子()
情報通信研究機構(NICT)とNEC、東北大学およびトヨタ自動車東日本は、公衆網(5G/LTE)とローカル5Gによるハイブリッドなネットワークを活用し、移動体との間で安定した無線通信を可能とする「SRF無線プラットフォームVer.2」の実証実験に成功した。
馬本隆綱()
Bluetooth SIG(Special Interest Group)は、新しい高精度測距機能「Bluetooth Channel Sounding」を発表した。2024年中にチャネルサウンディングに対応した半導体チップやモジュールが登場し、2025年以降エンドユーザー向け製品に搭載される見込みだ。
浅井涼()
NXP Semiconductorsが、セキュアな超広帯域無線(UWB)測距および短距離レーダー、プロセッシング機能を単一のチップに搭載した「業界初」(同社)の製品「Trimension SR250」を開発した。
永山準()
Nordic Semiconductor(ノルディック・セミコンダクター)は、2024年10月15〜18日に開催される「CEATEC 2024」(幕張メッセ)に出展し、「Matter」関連の最新ソリューションのデモを展示する。
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Bluetoothコア仕様バージョン6.0の新機能として追加された「チャネルサウンディング」は、これまでよりも高精度に距離測定ができる機能だ。自動車のスマートキーや、盗難防止ソリューションなどでの活用が期待される。
村尾麻悠子()