村田製作所は、非地上系ネットワーク(TNT)とセルラーLPWA(Low Power Wide Area)の両方で、Skylo Technologiesの認証を取得した小型通信モジュール「Type 1SC-NTN」を開発した。ウェアラブル機器やトラッキング機器などの用途に向ける。
村田製作所は2025年3月、非地上系ネットワーク(TNT)とセルラーLPWA(Low Power Wide Area)の両方で、Skylo Technologiesの認証を取得した小型通信モジュール「Type 1SC-NTN」を開発したと発表した。ウェアラブル機器やトラッキング機器などの用途に向ける。
Type 1SC-NTNは、3GPP Rel-17のNTN規格を採用している。Skylo Technologiesが提供するNTNサービスと組み合わせれば、広範な通信エリアをカバできる。特に、遠隔地や災害地など通信インフラが整備されていない地域でも、安定した通信が可能となる。
外形寸法は11.1×11.4×1.5mm(最大)で、実装スペースが限られているウェアラブル機器などに適している。また、Skylo Technologiesの認証を既に取得しており、認証取得にかかわるコストや時間を削減することができるという。Type 1SC-NTNは、2025年4月より量産を始める予定である。
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