「大人の科学マガジン」の付録に「小さな活版印刷機」 活字306個入り、Amazonだけの“増量版”も
学研ホールディングスは15日、「大人の科学マガジン BESTSELECTION07 小さな活版印刷機」の予約受付を開始した。5280円の通常版に加え、7150円の「活字増量版」をAmazon限定で販売する。(2025/5/15)
SiとAlによるナノ傾斜材料を開発:
レアメタルに依存しない次世代メモリ開発が可能に
福岡大学と慶應義塾大学、物質・材料研究機構(NIMS)、中国科学院大学は、シリコン(Si)とアルミニウム(Al)を原子レベルで交互に堆積し、その組成をナノメートルレベルで変える「ナノ傾斜構造」を開発した。そして、この材料が従来のプラチナと比べ、高い効率で磁気トルクを生み出せることを発見した。(2025/5/14)
強誘電体の自発分極の影響を測定:
MRAMの省電力化につながるか 強磁性体の保磁力変化を確認
東京科学大学と住友化学は、強磁性体の自発分極による強磁性体の保磁力について、その変化を確認した。MRAM(磁気抵抗メモリ)の消費電力をさらに小さくできる可能性が高いという。(2025/5/13)
M5Stack、IoT端末開発用の5型タッチ液晶内蔵デバイス「Tab5」
スイッチサイエンスは、中国M5Stack製となるIoT端末開発用の5型タッチ液晶内蔵デバイス「Tab5」の取り扱いを開始する。(2025/5/8)
航空機技術:
空飛ぶクルマの社会実装に向けてチェックリストを作成
科学技術振興機構社会技術研究開発センターは、「空飛ぶクルマ」の実社会での活用に向けて検討課題を整理したチェックリスト「『空飛ぶクルマ』の社会実装に向けて考えるべきチェックリスト1.0」を作成した。(2025/4/30)
中小経営者の9割「生成AIの効果を実感」 具体的な効果は?
生成AIの導入で効果を実感している中小企業の経営者は約9割──そんな調査結果を、データサイエンスに関する事業を手掛けるD4cアカデミー(東京都中央区)が発表した。(2025/4/30)
Innovative Tech:
“太陽系外生命”の有力な証拠 英ケンブリッジ大学などが発見 「人類は宇宙で孤独なのか?」
英ケンブリッジ大学や米宇宙望遠鏡科学研究所などに所属する研究者らは、太陽系外の惑星において生命活動の可能性を示す有望な兆候を検出した研究報告を発表した。(2025/5/1)
164TOPS/Wを達成:
超低電圧動作でエネルギー効率を大幅向上、PIM型アクセラレーター
東京科学大学は、推論時のエネルギー効率を飛躍的に高めるプロセッシングインメモリ(PIM)型のニューラルネットワークアクセラレーターマクロを開発した。EMP動作が可能なSRAMを採用し、推論時のエネルギー効率を164TOPS/Wにまで高めた。(2025/4/24)
「校務DX」導入に足踏み 6割の自治体が「未着手」
文部科学省が推進する「校務DX」の導入は、まだ1割止まり――。「校務DXに向けたICT整備動向調査」で明らかになった。(2025/4/23)
AI・機械学習の用語辞典:
オッカムの剃刀(かみそり、Occam's Razor)とは?
「不要な仮定はそぎ落として、必要以上の複雑さは避けるべき」とする考え方。古くは哲学の世界で提唱された原則だが、現在では科学から日常の意思決定まで幅広く応用されている。AI/機械学習/統計/データ分析の分野でも、モデル選択や仮説評価の原則としてしばしば引き合いに出される。(2025/4/23)
材料技術:
廃棄物に混入するリチウムイオン電池を検出するシステムを発売
Integral Geometry Scienceは、廃棄物に混入するリチウムイオン電池を検出する「リチウムイオン電池検知システム」を2025年4月21日に発売する。(2025/4/22)
iPS、パーキンソン病治験の安全性と有効性確認 京大、年内にも期限付き承認で実用化へ
京都大は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った神経のもとになる細胞を難病のパーキンソン病患者に移植する治験で、安全性と有効性を確認したと英科学誌ネイチャーで報告した。早ければ年内にも厚生労働省から期限付きの承認を得て、移植治療の実用化を目指すという。(2025/4/17)
デバイスの性能向上と省エネを実現:
半導体デバイスの発熱を制御するメカニズムを発見
東北大学と北海道大学、高輝度光科学研究センターの共同研究チームは、絶縁膜において熱の流れを自在に制御できるメカニズムを発見した。しかも、基板の種類によって膜の構造や振動特性が変化し、熱伝導が大きく変化することを確認した。(2025/4/17)
入門用に最適:
約1カ月でデータサイエンスの基礎を習得 無料で学べるオンライン講座「データサイエンス入門」を総務省が開講
総務省はオンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を2025年6月17日に開講する。これからデータサイエンスを学びたい社会人や大学生に向けた講座で、統計データ分析の基本的な知識を学習できる。(2025/4/17)
「本当にあったんだ……!」 浮かんで回転する“木製のラピュタ”がすごい 「素晴らしい」「完成が楽しみ」
これがラピュタの科学力。(2025/4/19)
日本科学未来館、公式アプリ「Miraikan App」公開 視覚&聴覚障がい者向け支援アプリも
日本科学未来館は14日、公式アプリ「Miraikan App」と視覚や聴覚に障がいを持つ人に向けた支援アプリ「日本科学未来館アシストアプリ」をリリースした。(2025/4/14)
CHIPS法見直しの可能性:
トランプ政権の「アメとムチ」 Intelは補助金を受け取れるのか
米トランプ政権が、「CHIPS and Science Act(CHIPS法)」を見直す可能性が出ている。2025年3月には「投資アクセラレーター」を商務省内に新設。米国への投資を促進する呼び水になると強調している。(2025/4/14)
「人の動き」で見える価値:
「人の動き」で見えない価値を見つけ出す 人流データが切り開く都市開発の未来
商業施設の出店や都市計画、マンション開発において「人流データ」は勘や経験ではなく科学的根拠に基づいた確実な意思決定を可能にする。その具体的なメリットと可能性について、東京大学で都市解析を研究する長谷川 大輔氏に聞いた。(2025/5/2)
新種の寄生虫を発見 和名「イカチュウチュウ」 OIST研究チームが発表
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、新種の条虫類(サナダムシとも呼ばれる寄生虫の一種)を2種類発見したと発表した。そのうちの1種の学名は「Nybelina enterika」、和名は「イカチュウチュウ」と提案している。(2025/4/10)
衛星通信の高速化やエリア拡大へ:
2倍のビーム数を制御できる無線チップを開発
東京科学大学は、ビーム数を従来の2倍にできる衛星通信機用「無線チップ」を開発した。衛星通信のさらなる高速化や通信エリアの拡大などが可能となる。(2025/4/10)
核融合発電 ここがキモ(3):
ここが最大のキモ! 核融合炉におけるトリチウム増殖と分離の仕組み
自然科学研究機構・核融合科学研究所 教授の高畑一也氏が、核融合発電の応用知識について解説する本連載。最終回の第3回では、核融合炉の燃料サイクルに欠かせないトリチウム増殖と分離について解説します。(2025/4/9)
“夢の国”に仕込まれた驚くべき科学の知見 東京ディズニーシー「プロメテウス火山」の秘密
東京ディズニシーに入園し、ミラコスタ通りを抜けるとメディテレーニアンハーバーの壮大な景気が目に入る。その向こうにプロメテウス火山が堂々とそびえ立つ。赤茶色の岩肌と時折噴き出す噴煙が何歳になって訪れても冒険心をかき立てる。(2025/4/7)
BIM:
任意形状の鉄筋モデルをExcel入力で作成、錢高組とJIPテクノサイエンス
錢高組とJIPテクノサイエンスは、任意鉄筋BIM/CIMモデリングシステム「BeCIM/GR」を共同開発した。(2025/4/3)
メタバース:
除雪作業と足場組立のメタバース型安全教育コンテンツ公開、長岡技術科学大学
長岡技術科学大学は、除雪作業と足場組立のメタバース型安全教育コンテンツを公開した。(2025/4/3)
磁気特性向上のための指針示す:
Ir添加で磁気特性が改善する理由を解明 次世代デバイス開発に期待
東京理科大学や物質・材料研究機構、高輝度光科学研究センター、兵庫県立大学らの共同研究グループは、鉄‐コバルト‐イリジウム(Fe-Co-Ir)合金が有する優れた磁気特性のメカニズムについて解明した。今回の成果は、高効率モーターや磁気センサーなど次世代のデバイス開発につながるとみている。(2025/4/2)
利用環境に最適な金属材料を選択:
新たな手法で半導体と金属界面の接触抵抗を測定
京都工芸繊維大学らの研究グループは、大阪大学産業科学研究所やトリノ工科大学らと協力し、半導体と金属など異なる材料間の界面における接触抵抗を直接比較できる、新たな「界面物性評価手法」を開発した。(2025/4/2)
医療機器ニュース:
タブレットのLiDARで呼吸時の体の動きを接触せずに可視化する技術
NECと東京科学大学は、タブレット端末に搭載されているLiDARを用いた非接触3次元計測により、呼吸時の胸腹部の動きを定量的に可視化するAI技術を開発した。(2025/4/2)
ITmedia Virtual EXPO 2025 冬 講演レポート:
月の砂を用いた蓄熱システムの開発体制と特徴を担当者が語る
「ITmedia Virtual EXPO 2025 冬」において、レゾナック 計算情報科学研究センターMI基盤開発グループプロフェッショナルの清水陽平氏が「レゾナックが素材で挑む月面開発」と題して行った講演から抜粋して紹介する。(2025/4/2)
「ミライ人間洗濯機」の技術が温浴施設に 累計160万本の人気シャワーヘッドを導入
住宅設備メーカーのサイエンスは、グラングリーン大阪の健康増進施設に、入浴装置「ミラバス」とシャワーヘッド「ミラブル」を設置した。(2025/4/1)
xR:
リアルの扉を開けるとヴァーチャル空間へ移動! ドコモと奈良先端大がMR開発
NTTドコモと奈良先端科学技術大学院大学は、リアル空間の扉を開けるとヴァーチャル空間に移動できるMR技術を開発した。不動産内見や観光ツアーなどへの活用が期待される。(2025/3/31)
中国、“脳にチップ移植”3人成功 年内にさらに10人、人体での検証加速
中国・北京に拠点を置く中国脳科学研究所(CIBR)と、国営企業のNeuCyber NeuroTechが、2025年末までに患者13人の脳に対するチップ移植を目指していると発表した。CIBRとNeuCyberによる共同プロジェクトが実現すれば、患者のデータ収集でイーロン・マスク氏が率いる米Neuralinkを追い抜く可能性がある。(2025/3/31)
日本生命がライフサイエンス分野の起業支援拠点を大阪に設置 大学、自治体、投資家が交流
日本生命保険は28日、再生医療の産業化を目指す未来医療国際拠点「中之島クロス」内に、ライフサイエンス(生命科学)分野の起業支援拠点を設置すると発表した。(2025/3/31)
研究開発の最前線:
核融合装置プラズマ閉じ込め磁場の予測手法 混合AIで実現
日本電信電話と量子科学技術研究開発機構は、複数のAIを活用し、大型核融合装置のプラズマ閉じ込め磁場を予測する手法を開発した。トカマク型超伝導プラズマ実験装置「JT-60SA」に同手法を適用し、高精度なプラズマ位置形状の再現に成功した。(2025/3/31)
自死した元兵庫県議めぐるSNS投稿18万件を分析 批判発信源の半数は13アカウント
斎藤元彦兵庫県知事の告発文書問題を巡り、SNSの分析に詳しい東京大の鳥海不二夫教授(計算社会科学)は、元兵庫県議の竹内英明氏に関するXの投稿について、昨年1月1日から同氏が亡くなった今年1月18日までの約18万件を分析。その結果、批判的投稿の約半数は、わずか13のアカウントの発信が基になっていることが分かった。(2025/3/28)
理系女子増やしたい セガが中高生50人に仕事の楽しさ伝達「プリクラ」開発の苦労話も
東京都主催の女子中高生向けオフィスツアーが26日、品川区のセガサミーグループ本社で開催された。STEM(科学、技術、工学、数学)分野での女性活躍推進事業の一環で、社長の講話や職場の見学のほか、プリントシール機の開発を担当する女性社員らが仕事の楽しさや苦労を伝えた。(2025/3/27)
製造マネジメントニュース:
生産技術を表彰する大河内賞で、デンソーや旭化成、日立、パナソニックなどが受賞
大河内記念会は、「生産のための科学技術の振興」を目的として生産工学、生産技術などに関する研究開発において卓越した業績を挙げた研究者や企業を表彰する「大河内賞」の贈賞式を行った。(2025/3/27)
さくらインターネットが“ビジネスマッチング”提供 認知脳科学&AI活用、ベストマッチな人物を算出
さくらインターネットは、ビジネス向けマッチングサービス「Buddies」の提供を開始した。(2025/3/25)
現場改善を定量化する分析手法とは(12):
労働生産性の向上に役立つ「有効作業分析法」とは何か
工場の現場改善を定量化する科学的アプローチを可能にする手法を学習する本連載。第12回は、製造現場の人の作業を「有効作業」と「無効作業」に分けて分析し、無効作業を徹底排除あるいは改善すると同時に有効作業もさらに改善を促進して、作業速度を飛躍的に高めることで生産性と経営効率の向上を図る「有効作業分析法」について説明します。(2025/3/19)
インド人学生、トランプ米政権で「日本の魅力向上」8割 やりたい仕事「データサイエンス」「AIエンジニア」抑えて1位は?
Webマーケティング事業などを手掛けるZenken(新宿区)が2月に実施した、海外就職希望のインドの工科系大学の学生を対象にしたアンケート調査によると、「日本で働きたい」との回答が9割超を占めた。(2025/3/17)
西原CTOに聞く:
NECが技術ビジョンを持った理由 投資判断で重視すべき「未来価値」とは?
NECは「量子コンピュータ」「衛星ネットワーク」「生成AI」、AI創薬などの「ライフサイエンス」といった4つの技術ブレークスルーを捉えて技術ビジョンを策定している。西原基夫CTOに、いかなる判断のもとに先端技術に投資しているのかを聞いた。(2025/3/17)
GoogleがGemini 2.0で構築:
科学研究を支援するマルチエージェントAIシステム「AI Co-Scientist」の仕組みとは? 医療にもたらす成果とは
Googleは、Gemini 2.0を使用して構築した科学者向けマルチエージェントAIシステム「AI co-scientist」を紹介するブログエントリを公開した。(2025/3/15)
核融合発電 ここがキモ(2):
核融合炉の過酷な環境に耐えられる究極の材料とは?
自然科学研究機構・核融合科学研究所 教授の高畑一也氏が、核融合発電の応用知識について解説する本連載。第2回では、核融合炉内の極限環境で使われる材料について解説します。(2025/3/12)
研究開発の最前線:
水分解反応の効率を低下させる電子と正孔の再結合のメカニズムを解明
東京科学大学は、光触媒による水分解反応の効率低下を招く電子と正孔の再結合のメカニズムを解明した。水分解技術の課題克服に寄与する成果で、光触媒や半導体電極の高効率化、水素エネルギーの普及が期待される。(2025/3/10)
木質ペレット調達先の有力な選択肢に:
PR:持続可能な燃料調達が課題のバイオマス発電 いまカナダ産木質ペレットに注目すべき理由とは?
国内でも導入が広がったバイオマス発電だが、利用する木質燃料の持続可能性の確保が大きな課題として指摘されている。そこでいま注目されているのが、科学的に裏付けられた持続可能性や信頼性、トレーサビリティが確保されたカナダ産木質ペレットの活用だ。(2025/3/10)
これはやってみたくなる! 家庭でできる“5つの科学実験”が200万再生「とても面白い」「科学ってすごい」
やってみたい!(2025/3/7)
習近平氏「科学技術の成果を生産力に」 全人代で発言、AIなどの新興産業を重視
【北京=三塚聖平】中国の習近平国家主席は5日、全国人民代表大会(全人代)の江蘇省代表団の討議に参加し、中国の産業に関して「科学技術の成果を確かな生産力に変えなければならない」と強調した。各国で競争が激化している人工知能(AI)などの技術革新の成果を産業化し、中国経済の新たな柱となる新興産業として育てる重要性を訴えた形だ。(2025/3/6)
スピントロニクスや医療などに応用:
黒さびの飽和磁化を増大 希土類元素を添加
東京大学と高輝度光科学研究センターの研究グループは、永久磁石の「マグネタイト(Fe3O4)」に希土類元素を添加することで、飽和磁化が増大することを実証した。(2025/3/5)
スイッチサイエンスが「Raspberry Pi Pico 2 W」の国内取り扱いを開始
スイッチサイエンスは、超小型設計を実現したシングルボードPC「Raspberry Pi Pico 2 W」の国内販売を開始した。(2025/3/4)
「スマブラ」の桜井政博さん、文化庁の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞 YouTube「ゲーム作るには」が功績
文化庁は、第75回芸術選奨文部科学大臣賞・新人賞の受賞者を発表した。メディア芸術部門では、ゲームクリエイターの桜井政博さんが大臣賞を受賞した。(2025/3/3)
次世代電池材料の開発を一気に加速:
全固体電池内のイオン伝導度を高速、高精度に予測
東京科学大とクイーンズランド大学の研究グループは、全固体電池や燃料電池内のイオン伝導度を、高速かつ高精度に予測できる計算手法を開発した。「非平衡MD(分子動力学)法」と呼ばれるこの方法は、従来の平衡MD法に比べ100倍も高速に計算できるという。(2025/2/26)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。