大型レーザー光源の小型化に期待:
超小型の微小共振器デバイスで真空深紫外光を発生
大阪大学や立命館大学、京都大学らの研究グループは、従来とは異なる超小型の微小共振器デバイスを開発し、波長変換によって波長199nmの真空深紫外(VUV)光を発生させることに成功した。(2024/12/16)
Innovative Tech:
「量子もつれ」で重力をこれまでにない高精度で測定 新型原子重力計をドイツチームが開発 重力波検出への応用も
ドイツのハノーファー大学やドイツ航空宇宙センターなどに所属する研究者らは、原子の量子もつれを活用して重力をこれまでにない高精度で測定する新しい原子重力計を実証した研究報告を発表した。(2024/12/16)
Innovative Tech:
「手書き vs. タイピング」 どっちが脳を活性化する? 36人の脳波を記録 ノルウェーチームが検証
ノルウェー科学技術大学に所属する研究者らは、手書きとタイピングにおける人間の脳への影響を調査した研究報告である。(2024/12/16)
“硫化水素”中毒の解毒剤、同志社大と佐賀大が開発 「多くのガス中毒患者の命を救える」
同志社大学と佐賀大学の研究チームは、硫化水素中毒の解毒剤の開発に成功したと発表した。(2024/12/11)
日の丸半導体「ラピダス」に死角アリ 戦略的視点の欠如がもたらすリスクとは?
早稲田大学大学院経営管理研究科の長内厚教授が「半導体産業の未来と北海道経済へのインパクト」をテーマに札幌市で講演会を開催した。その内容を基に、半導体産業の未来と課題を掘り下げていく。(2024/12/11)
Innovative Tech:
約150万年前の“2つの足跡”、2種類の古代人類と発覚 同時に住んでいた可能性 国際チームが研究報告
米チャタム大学や米ラトガース大学などに所属する研究者らは、約150万年前にケニアのトゥルカナ湖畔で発見された足跡の化石から、異なる2種の古代人類が同じ時期に生活していた証拠が見つかった研究報告を発表した。(2024/12/11)
研究開発の最前線:
次世代半導体向けの素材とプロセスを共創する研究所を設置
東北大学と住友ベークライトは、同大学 青葉山キャンパス レジリエント社会構築イノベーションセンター(仙台市青葉区)に「住友ベークライト×東北大学 次世代半導体向け素材・プロセス共創研究所」を2025年1月1日に設置する。(2024/12/11)
AIとの融合で進化するスパコンの現在地(3):
東大と筑波大が共同構築した最新スパコン「Miyabi」がAI for Scienceを推進する
急速に進化するAI技術との融合により変わりつつあるスーパーコンピュータの現在地を、大学などの公的機関を中心とした最先端のシステムから探る本連載。第3回は、東京大学と筑波大学が共同で構築した「Miyabi」を紹介する。(2024/12/11)
Innovative Tech:
「Xのアルゴリズム」は数日であなたの政治的意見を変えられる――米スタンフォード大が1000人以上で検証
米スタンフォード大学などに所属する研究者らは、ソーシャルメディアのアルゴリズムが、数日で人々の政治的な見方を変えうることが明らかになった研究報告を発表した。(2024/12/9)
スマートコンストラクション:
世界中どこからでも“建機の遠隔操作”を後付けで実現、マクニカとARAVが協業
マクニカは、東京大学発スタートアップ企業のARAVと協業し、自動運転監視システム「everfleet」の機能を拡張し、時間や場所に縛られず建機の遠隔操作を可能にした。導入方法はシンプルで、everfleetをインストールしたPCにコントローラーを接続し、建機にARAVの専用パーツを後付けするだけで実現する。(2024/12/6)
研究開発の最前線:
数理モデルとの誤差を補正するバイオプロセスの制御システムを開発
奈良先端科学技術大学院大学は、細胞内の代謝物センサー分子により数理モデルとの誤差を補正する、バイオプロセスの制御システムを開発した。遺伝子回路を組み込んだ大腸菌を使い、システムの有効性を実証した。(2024/12/6)
150℃のプロセス温度で製膜可能:
FRAM向け新材料を開発、メモリ動作電圧が6割減に
産業技術総合研究所(産総研)と東京科学大学は、強誘電体メモリ(FRAM)に用いる新材料として「GaScN結晶」を開発した。金属添加物(Sc)の濃度を高めることで、杭電界を小さくした。これにより、従来の窒化物材料と比べメモリ動作に必要な電圧を60%も下げることができるという。(2024/12/6)
ちょっと昔のInnovative Tech:
“歩くスピードが遅い人”は寿命が短い傾向 やせ型なら最大20年低く 47万人以上で検証、英国チームが19年に発表
英レスター大学などに所属する研究者らは2019年、身体能力と肥満度が平均寿命にどのように影響するのかを詳しく調査した研究報告を発表した。(2024/12/6)
研究開発の最前線:
ポリマー半導体を高性能化できる縮合多環π電子系骨格を開発
京都大学は広島大学との共同研究で、ポリマー半導体を高性能化できる縮合多環π電子系骨格を開発した。チオフェンを縮環したことで、ポリマー主鎖の剛直性や主鎖間の相互作用が向上し、効率的に電荷を輸送できる。(2024/12/5)
大学生が「就活相談」する相手 3位「大学キャリアセンター職員」、2位「友人」、1位は?
ベネッセi-キャリアが調査結果を発表した。(2024/12/5)
医療技術ニュース:
尿中のマイクロRNAから早期膵臓がんを高精度に検出できる検査法を確立
慶應義塾大学らは、尿中の細胞外小胞体を濃縮してマイクロRNAを抽出し、AIで解析する検査法を開発した。従来の血液検査よりも高精度に早期の膵臓がんを検出できる。(2024/12/5)
CO2排出量を従来の1/10に低減も:
600℃でCOからカーボンブラックを大量に合成
東京科学大学(Science Tokyo)は、プラズマ流動層反応装置を用い、約600℃の低温でCOから電気伝導性が高いカーボンブラックを連続かつ大量合成することに成功した。合成プロセスにプラズマで発生する熱などを有効利用できれば、CO2排出量を従来の10分の1に低減できる可能性もある。(2024/12/4)
Innovative Tech:
“ダイヤモンド”をデータストレージに 数百万年もデータ保存、読み出し精度はほぼ100% 中国チームが発表
中国科学技術大学や浙江大学に所属する研究者らは、レーザーを使ってダイヤモンドに情報をエンコードし、安全かつ長期保存を実現するデータストレージ技術を提案した研究報告を発表した。(2024/12/4)
Innovative Tech:
スマホって盗聴されていると思う? 米国などで調査 「会話内容に関連した商品広告が出た」
米ミネソタ大学やオランダのアムステルダム大学などに所属する研究者らは、オフラインでの会話内容に関連した広告の受信経験とその認識について調査した研究報告を発表した。(2024/12/4)
大学の授業に遅刻→先生が放った一言は…… 想像も出来なかった言葉に「恋に落ちてしまいそう」「高校の先生思い出した」
すてきな図らい。(2024/12/4)
ゆっくりした動作で超低消費電力:
生体神経組織の動作を模倣するトランジスタを開発
産業技術総合研究所(産総研)と東京大学、九州大学、兵庫県立大学、名古屋工業大学らによる研究グループは、生体神経組織の動作を模倣できるMOSトランジスタの動作実証に成功した。従来のCMOSトランジスタに比べ100万倍以上もゆっくり動作し、消費電力は500pWと極めて小さい。(2024/12/3)
新ブランド「夢あじ」が鮮魚店に登場 「カイワリ×金アジ」から生まれた魚の特徴は?
東京海洋大学発の水産スタートアップ「さかなドリーム」は12月2日、新たな品種となる「夢あじ」のテスト販売を開始した。(2024/12/2)
「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
積み重ねを感じる。(2024/12/1)
Innovative Tech:
「1日に多めの水を飲むと健康に」は本当?――体重減量、頭痛軽減、糖尿制御など水分摂取量と健康の関係を徹底分析
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校などに所属する研究者らは、水分摂取量の変化が健康に与える影響について調査した研究報告を発表した。(2024/12/2)
研究開発の最前線:
ミリ波やテラヘルツ帯対応の広入射角電波吸収体を開発
東京科学大学は、5GやBeyond 5Gで利用されるミリ波とテラヘルツ帯向けの広入射角電波吸収体を開発した。ループ型周波数選択性表面を備えており、Wi-Fiなどの低周波信号は透過できる。(2024/11/29)
モビリティサービス:
道内の航空路線で旅客機による赤潮モニタリングを開始
北海道大学と日本航空は、2025年夏より北海道エアシステムの航空機1機に観測用カメラを設置し、定期便航空機を用いた赤潮モニタリングを開始する。赤潮による水産業への被害防止に貢献する。(2024/11/28)
セキュリティソリューション:
「野良サーバ発見に貢献」 東北大学がTenableのASM製品を導入
東北大学はクラウド内の外部公開資産保護に向けて、攻撃対象領域管理(ASM)製品「Tenable Attack Surface Management」を採用した。数千のIT資産を保有する同学では、クラウド内の資産については管理が困難な実情があったという。(2024/11/28)
小寺信良のIT大作戦:
どうする? 大学生用パソコンの選び方 「4年通しよりも2年で買い替え」がオススメな理由
大学進学の際、授業料だ奨学金だといったお金の問題の中で、簡単に考えていると地味にハマるのが「大学生用PCをどうするか」である。来年から大学生になる子供を抱える親として、またPCで30年以上食ってきた技術系ライターとして、大学生が使うPC像にフォーカスしてみたい。(2024/11/28)
Innovative Tech:
ハート型の貝、“光ファイバーケーブル”のような仕組みを搭載していた 米研究者らが発表
米シカゴ大学や米スタンフォード大学などに所属する研究者らは、リュウキュウアオイ(Corculum cardissa)などのハート型の二枚貝が、光合成共生を実現するために独自の光学システムを進化させたことを発見した研究報告を発表した。(2024/11/27)
大学生に聞いた、賃金や待遇に“マイナス”イメージがある業界 「医療・福祉・介護」を抑えた1位は?
昨今の物価高等の影響もあり、さらに社会的関心が高まっている「賃金・待遇」について、大学生・正社員・企業は、それぞれどこの業界にプラスイメージ、マイナスイメージを抱いているのか。マイナビが調査を実施した。(2024/11/27)
電車内のモニター、「雑学マリオ」惜しむ声 大学生に調査
RECCOOは、若者の「トレインTV」に対する印象について調査した。(2024/11/27)
Innovative Tech:
「最古の回転技術」か──1万2000年前発掘の穴あき石、イスラエルの研究者らが3D解析
イスラエルのエルサレム・ヘブライ大学に所属する研究者らは、約1万2000年前に発掘された穴が開いた石を3D解析した研究報告を発表した。(2024/11/25)
Innovative Tech:
“100京分の1秒”の瞬間──「量子もつれ」はどれくらい速いのか? 国際チームが観測に成功
中国の深セン大学や北京大学、オーストリアのウィーン工科大学などに所属する研究者らは、量子もつれの形成過程を「アト秒」(1×10^-18秒=100京分の1秒)という超微細な時間スケールで観測することに成功した研究報告を発表した。(2024/11/25)
難問の積分計算をホワイトボードに書き置きしておいたら……? 理系大学での出来事に「かっこいい」「数字でつながる感じいいな」の声 投稿者にその後を聞いた
無言のコミュニケーションがすてき。(2024/11/24)
「走れば間に合う!」 大学生が作った“デジタル時刻表”が「素晴らしいデータ可視化」「企業はスカウトするべき」と絶賛
発車時刻に合わせた「走れば間に合います」「歩いても間に合います」との表示も人気。(2024/11/24)
古代の獣「サーベルタイガー」のミイラ発見 約3万2000年前の幼体 国際研究チームが分析
フランスのポアティエ大学などの研究チームは、サーベルタイガーの一種「ホモテリウム・ラティデンス」のミイラを発見したとする研究報告を発表した。(2024/11/22)
トヨタ・日産・ホンダ「3大自動車メーカーに強い大学」ランキング 意外、早慶は当てはまらず
有名企業の就職に強い大学を業種ごとに紹介していく業種別就職者数ランキングの3回目は、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダの合計就職者数を集計した、「3大自動車メーカーに強い大学ランク」をお届けする。(2024/11/22)
研究開発の最前線:
極低濃度の水素を検出可能なナノワイヤナノギャップガスセンサーを開発
東京科学大学は、極低濃度の水素を検出可能な水素ガスセンサーを開発した。金属酸化物半導体型ガスセンサーのガス検出材料に、空隙構造の酸化銅ナノワイヤを用いて、従来よりも大幅に高感度化した。(2024/11/22)
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2024:
沖縄発LiLzが高砂熱学と開発した「IoT×AI」遠隔点検サービス 専用カメラは満充電で3年間稼働
LiLzは、沖縄科学技術大学院大学や琉球大学出身の研究者やエンジニアが集結し、2017年に沖縄のITベンチャーからのカーブアウトという形で創業したAIスタートアップ企業。「機械学習とIoTの技術融合で、現場の仕事をラクにする」をミッションとし、高砂熱学工業と共同で、バッテリー駆動だけで3年間稼働するIoTカメラと計器の値を機械学習で解析するクラウドサービス「LiLz Gauge」を開発した。(2024/11/21)
「レポートが終わりそうにない」 他の大学にアドバイス求める→まさかの返事が28万表示 「もはやカウンセラー」
懐が深すぎる。(2024/11/25)
医療技術ニュース:
新型コロナウイルスの感染を抑制する糖質を開発
慶應義塾大学と大阪大学は、海藻のぬめり成分などに含まれるフコイダンの基本構造となる硫酸化四糖の類縁体を化学合成し、新型コロナウイルス感染阻害活性とヘパラナーゼ阻害活性を有することを明らかにした。(2024/11/21)
Innovative Tech:
液体ジェットが熱い表面に“一切触れることなく跳ね返る”新発見 フランスの研究者らが発表
フランスのコートダジュール大学とInstitut Universitaire de Franceに所属する研究者らは、液体の噴流(液体ジェット)が高温の表面に触れることなく跳ね返る現象が新たに発見された研究報告を発表した。(2024/11/20)
美大でも進む産学連携:
箭内道彦教授に聞く東京藝大のブランド戦略 少子化時代の課題とは?
東京藝術大学のブランディング戦略を担当しているのが、箭内(やない)道彦教授だ。ブランド作りの本質について聞いた。(2024/11/20)
PayPayで大学への寄付ができるように 東大や早稲田など 「寄付がより手軽で身近なものに」
PayPayは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」で大学への寄付ができるようになると発表した。(2024/11/19)
星野リゾート「大学1年に内定」物議に本来の意図明かす 滑り止め目的には「内定出さない見極め」も
星野リゾートが10月に開始した「大学1年生からでも参加可能」とする通年採用制度。就活の早期化を受けた「囲い込み」との見方もあるが、採用担当者は「1〜2年生の段階でマッチングを確かめられる学生は、正直そう多くはないと考えている」と本音を話す。いったいどのような狙いで制度を開始したのか。(2024/11/19)
微弱な中赤外発光を高感度に検出:
グラフェン素子からの波長可変な赤外発光を初観測
東京農工大学の研究グループは、情報通信機構やアデレード大学、東京大学と協働し、磁場下のグラフェン素子において、波長を可変できる電気駆動の赤外発光を初めて観測したと発表した。(2024/11/18)
ちょっと昔のInnovative Tech:
「第一子は兄弟姉妹よりもIQが高い」――“出生順位”による知能や性格の違いを分析 ドイツチームが2015年に発表
ドイツのライプツィヒ大学などに所属する研究者らは2015年、出生順位による知能や性格の違いを調査した研究報告を発表した。(2024/11/18)
低温排熱を高密度で蓄える:
工場やクルマからの排熱を回収して再利用 新たな蓄熱材
三菱電機と東京科学大学は、水を主成分とする感温性高分子ゲルを利用した「蓄熱材」を開発した。この蓄熱材を活用すれば、工場や自動車、住環境などから放出される30〜60℃の低温排熱を有効に回収し、再利用できる。(2024/11/25)
材料技術:
水を主成分とする世界最高の蓄熱密度を備えた新たな蓄熱材
三菱電機と東京科学大学は、水を主成分とする感温性の高分子ゲルを利用して、30〜60℃の低温の熱を1リットル(l)当たり562キロジュール(kJ)という蓄熱密度で蓄える蓄熱材を開発した。(2024/11/18)
Innovative Tech:
ゾウ、ホースを自在に操る シャワーにして水浴び、水を出なくする妨害行動も ドイツチームが研究報告
ドイツのベルリン・フンボルト大学などに所属する研究者らは、ゾウがホースを使用して水浴びをする行動と、他のゾウがホースを圧迫して水流を遮断する妨害行動を観察・分析した研究報告を発表した。(2024/11/15)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。