半導体製造工程で用いられる「液体ろ過フィルター」の世界市場は、2025年見込みの3659億円に対し、2030年は5260億円規模となる見通し。フォトレジスト向けを中心に今後も市場は拡大する。
馬本隆綱()
名古屋大学は、IV族混晶半導体のみで高品質の二重障壁構造(DBS)を形成する技術を開発した。この技術を用い、テラヘルツ(THz)発振に必要な共鳴トンネルダイオード(RTD)を試作し、室温(300K)での動作実証に成功した。
馬本隆綱()
Semiconductor Intelligenceによると、2025年第2四半期の半導体市場ランキングはトップがNVIDIA、2位がSamsung Electronics、3位がSK hynixだった。日本勢トップは13位のソニーだ。
永山準()
マクセルは8月、同社のセラミックパッケージ型全固体電池を使用した電源モジュールが、SUBARUの群馬製作所 大泉工場の産業用ロボット/コントローラーに搭載され、テスト運用が開始されたことを発表した。産業廃棄物の低減や電池交換作業の削減などの効果が期待される
杉山康介()
キオクシアは、容量が5Tバイトで帯域が64Gバイト/秒の「フラッシュメモリモジュール」を試作した。ポスト5G/6G(第5/6世代移動通信)MEC(モバイルエッジコンピューティング)サーバなどの用途に向ける。
馬本隆綱()
ソニーグループは、ロボットの開発を通じて培ったコア技術の外部提供を進める。重さや形状などの情報なしでさまざまなモノを把持できる触覚センサー、摩擦や慣性の影響を打ち消してシミュレーション通りの動作を再現するアクチュエーターなどを展開している。
浅井涼()
サンケン電気は窒化ガリウム(GaN)パワーデバイス市場での拡大を狙い、開発を加速している。2025年8月13日には低オン抵抗で高耐圧化が容易な独自GaN技術を有する子会社パウデックの吸収合併をすると発表した。
永山準()
東北大学金属材料研究所は、融点が3400℃以上と高いタングステン(W)製るつぼを用いた結晶成長技術を新たに開発するとともに、この技術を用い2200℃以上でさまざまな酸化物単結晶を作製することに成功した。
馬本隆綱()
OKIエンジニアリング(OEG)は、次世代自動車部品に向けた「1000kHz対応磁界イミュニティ試験サービス」を2025年8月19日より始めた。これまで海外の試験所に依頼していた高周波数帯域の磁界イミュニティ試験が国内で行える。このため電装品メーカーは、評価コストの削減や開発期間の短縮が可能となる。
馬本隆綱()
ソフトバンクグループは、Intelに20億米ドルを出資し、同社の普通株式を取得する契約を締結したことを発表した。両社が米国における先端技術および半導体イノベーションへの投資を一層強化しているなかで行われるものであると説明している。
杉山康介()
電子情報技術産業協会(JEITA)によれば、2025年6月度の携帯電話国内出荷台数は前年同月比69.9%の48万6000台となった。このうちスマートフォンは同72.2%の41万9000台で、全体に占めるスマートフォン比率は86.2%である。
馬本隆綱()
広島大学の研究グループは、有機薄膜太陽電池(OPV)の発電材料として、合成コストを従来の約3分の1に抑えた「p型半導体ポリマー」を開発した。高コストパフォーマンスと同時に、高いエネルギー変換効率と耐久性も実現した。
馬本隆綱()
矢野経済研究所は、国内のXR(Extended Reality)市場を調査し、「XRデバイス市場」と「法人向けXRコンテンツ市場」について、2030年までの予測を発表した。これによると、国内XRデバイス市場は、2024年の45万6000台に対し、2030年は87万台規模になると予測した。
馬本隆綱()
EE Times Japanは2025年6月に創刊20周年を迎えました。そこで、読者の皆さまへの感謝を込めて、ささやかながら20周年記念イベントを開催致します。
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フランスの市場調査会社Yole Groupによると、2024年の車載半導体市場は680億米ドル規模で、首位はInfineon Technologies。ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は5位だった。
永山準()
Infineon Technologiesによる、Marvell Technologyの車載イーサネット事業の買収が完了した。買収額は25億米ドルだ。Infineonは「今回の買収によってソフトウェア定義車向けのシステム能力を増強し、車載アプリケーション向けのマイクロコントローラー分野での主導的地位をさらに拡大する」と述べている。
永山準()
Hailoが、第2世代「Hailo-10」ファミリーの第1弾となる製品「Hailo-10H」の量産を開始した。20億(2B)パラメータの大規模言語モデル(LLM)を、2.5Wで動作できるという。
Sally Ward-Foxton()
NTTは、X帯と呼ぶ新たな超長波長帯を開拓し、波長帯域が27THzという広帯域波長分割多重(WDM)信号を用いて、伝送容量160Tビット/秒で1040kmという長距離光伝送の実証に成功した。
馬本隆綱()
カウンターポイントリサーチはスマートグラスの世界市場(出荷台数)を調査、2025年上半期は前年同期に比べ110%増加した。こうした中でMetaは、Ray-Ban Metaスマートグラスの需要が堅調に推移したこともあり、同期間で73%の市場シェアを獲得した。
馬本隆綱()
Armは、グラフィックスレンダリングでGPUのパフォーマンスを大幅に向上させる「ニューラルテクノロジー」を発表した。Arm GPUに専用のニューラルアクセラレーターを追加すれば、GPUワークロードを従来手法に比べ最大50%も削減でき、PC品質のAI搭載グラフィックスをモバイル機器で実現できるという。
馬本隆綱()
TSMCは、6インチウエハー製造を段階的に停止する。レガシーの工場を閉鎖し、先端プロセスによる300mmウエハーへの注力を強めている。
Majeed Ahmad()
九州大学らの研究グループは、固体酸化物形燃料電池(SOFC)の動作温度を300℃という温度域まで下げることができる電解質材料を開発した。これにより、高価な耐熱材料が不要となり、SOFCのコストダウンが可能となる。
馬本隆綱()
東京理科大学の研究グループは、東京大学や住友電気工業と共同で、汎用性の高いスパッタ法を用い、高品質の窒化スカンジウムアルミニウム(ScAlN)薄膜を作製することに成功した。
馬本隆綱()
Cadence Design Systemsが、米国の対中輸出規制に違反していたことを認めた。同社は総額1億4000万米ドルを超える罰金を科された。
Pablo Valerio()
Intelの業績低迷で、人材の流出が相次いでいる。Wall Street Journalの報道によると、Intelの半導体パッケージングの専門家が、ファウンドリー事業の最大のライバルであるSamsungに移籍するという情報が明らかになった。
Majeed Ahmad()
矢野経済研究所は、家庭用と企業・業務用の定置用蓄電池(ESS)市場について調査した。これによると2033年のESS世界市場(メーカーの出荷容量ベース)は、家庭用が2025年見込みに比べ3.45倍の53740MWhに、企業・業務用が同じく2.44倍の15939MWhになると予測した。
馬本隆綱()
北陸先端科学技術大学院大学の研究チームは、既存の大規模言語モデル(LLM)に対し、追加学習や構造変更を行うことなく、推論速度を最大4倍に高速化できる新たな推論加速手法「SPECTRA」を提案した。
馬本隆綱()
佐賀大学と東北大学、筑波大学、九州大学および、高エネルギー加速器研究機構らの研究グループは、応力発光半導体に希薄な磁性原子を添加することで、「スピンドープ強磁性」が現れることを確認した。
馬本隆綱()
岐阜大学は、1つのチタン原料溶液を用いながら、反応温度を変えることで異なる酸化チタン結晶種を選択的に作り分ける手法を開発した。この手法を用いて、異なる結晶型酸化チタン種を原子レベルで連続積層することにも成功した。
馬本隆綱()
TDKは、車載PoC(Power over Coax)用巻線インダクター「ADL4524VLシリーズ」を発表した。広い周波数帯域で高いインピーダンス特性を確保していて、従来2〜3個のインダクターを組み合わせていたPoCフィルター用途に1個で対応できる。使用可能範囲は要求の多い300〜500mAで、3G〜12Gbpsの通信に対応する。
浅井涼()