矢野経済研究所によると、半導体製造装置向けファインセラミックス部材の世界市場は、2030年に1.6兆円を突破する見通しである。今後は、耐プラズマ性や高温耐性、高熱伝導性などに優れたファインセラミックスを用いた部材の需要拡大が見込まれるという。
馬本隆綱()
Samsung Electronics子会社Samsung Electro-Mechanicsと住友化学グループが、次世代パッケージ基板の鍵となる素材「ガラスコア」を製造する合弁会社(JV)設立に向けた覚書(MOU)を締結した。合弁会社は韓国に設置され、量産は2027年以降に開始される予定だ。
永山準()
Patentixは、FZ法(浮遊帯域溶解法)を用いて、ルチル型二酸化ゲルマニウム(r-GeO2)バルク結晶を育成することに成功した。引き続き、結晶のさらなる大型化と高品質化に取り組み、ハーフインチサイズのr-GeO2バルク基板について早期実現を目指す。
馬本隆綱()
古河電気工業、京都大学、産業技術総合研究所、高エネルギー加速器研究機構は、超電導技術の産業利用に向けた集合導体の研究開発を本格始動した。交流損失が発生することや大電流を流せないことなど、産業利用に向けた課題を解消し、社会実装を目指す。
浅井涼()
ロームは2026年度から2028年度までの3カ年の中期経営計画を発表した。SiC事業については「2028年度に黒字化達成を確信している」と強調した。
永山準()
立命館大学は、ペルフルオロアルキル化合物(PFAS)の中でも分解が難しいとされてきた「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)」を分解し無害化することに成功した。生成したフッ化イオンは、ホタル石(フッ化カルシウム)として再利用が可能だという。
馬本隆綱()
ロームの2025年度上期(2025年4〜9月)売上高は前年同期比5.3%増の2442億円、営業損益は前年同期の9億円の赤字から76億円の黒字に、純利益は同398.9%増の103億円になった。この結果を受け、同社は通期計画を上方修正した。
永山準()
アナログ/ミックスドシグナル専業ファウンドリーのX-FABが、dMode(デプリーションモード)デバイス向けGaN-on-Siウエハーの提供を始めた。
Maurizio Di Paolo Emilio()
富士フイルムは2025年11月6日、2025年度(2026年3月期)第2四半期の決算を発表した。売上高や営業利益、同社株主帰属純利益はいずれも第2四半期として過去最高の数値を記録。半導体材料は前年同期比11.9%増の706億円になった。
杉山康介()
SEMIによると、2025年第3四半期(7〜9月)の世界シリコンウエハー出荷面積は前年同期に比べ3.1%増加し、33億1300万平方インチになった。2025年第2四半期に比べると0.4%減少した。
馬本隆綱()
産業技術総合研究所(産総研)先端半導体研究センターは、国内半導体製造装置メーカー3社と共同研究した成果に基づき、GAA構造のトランジスタを、300mmシリコンウエハー上に試作し、技術の検証などを行うことができる国内唯一の「共用パイロットライン」を構築した。
馬本隆綱()
ローム社長の東克己氏は2025年11月6日、TSMCのGaNファウンドリー事業撤退の決定について「われわれにとって非常に痛い、大きな痛手だ」と言及。生産移管先についてはTSMC傘下のVanguard International Semiconductorと協議していることに触れつつ、現在も社内/協業を含めたさまざまな可能性を検討している段階だと説明した。
永山準()
「EdgeTech+ 2025」が2025年11月19〜21日、パシフィコ横浜で開催される。主催するJASAは同年11月5日にプレス発表会を開催し、注目セッションやEdgeTech+ AWARD 2025の受賞社などを紹介した。
杉山康介()
山口大学や大阪大学、立命館大学、ファインセラミックセンター(JFCC)らによる共同研究グループは、弱酸性水溶液中における二酸化マンガン(MnO2)の析出/溶解反応を利用し、2電子移動によって可逆的に動作する「水系亜鉛−マンガン二次電池」を開発した。
馬本隆綱()
欧州のAIチップの新興企業であるEuclydは、トークン当たりのコストを低く抑えられるハードウェアアーキテクチャを披露した。同社のチップ「Craftwerk」は、16384個のSIMDプロセッサを搭載し、最大8PFLOPS(FP16)または32PFLOPS(FP4)を実現する。NVIDIAやCerebras Systemsをはるかに上回る、2万トークン/秒を実行できるとする。
Sally Ward-Foxton()
JSRとIBMは2025年11月、AIを活用して半導体材料の開発を強化するため、共同研究契約を結んだ。両社は化学産業に特化したAIの共同研究プログラムをスタートさせる。
馬本隆綱()
アドバンテストは、パワー半導体向け統合テストプラットフォーム「MTe(Make Test easy)」を発表した。拡張性に優れたMTeは、自動車や産業機器などに用いられるパワー半導体素子やモジュールの検査/評価を、高い効率で行うことができる。
馬本隆綱()
米国半導体工業会によると、2025年9月の世界半導体売上高は前年同月比25.1%増の695億米ドルになった。地域別では日本だけ前年比減となり、4カ月連続でマイナス成長になった。
永山準()
東京科学大学の菅原聡准教授らによる研究グループは、0.2Vという極めて低い電圧でデータを保持できるCMOSメモリ技術を開発した。試作したSRAMマクロは、待機時の電力を不揮発性メモリ並みに削減できるという。
馬本隆綱()
SCREENホールディングスは2025年10月31日、ニコンのウエハー接合技術に関する研究開発事業を、同年9月30日付で譲受したことを発表した。半導体先端パッケージ事業の成長を図るためのもので、本譲受によって接合技術の向上、分野におけるプレゼンスを確立するとしている。
杉山康介()
テクセンドフォトマスクは2025年10月、シンガポール東部の主要工業地帯への新工場設立を発表し、起工式を行った。これによって、東南アジアおよびインドの急成長する市場への供給体制を強化し、グローバル展開の加速を目指す。同工場はシンガポールで初めてのフォトマスク工場になるという。
浅井涼()
大阪大学は、小型エッジデバイスに搭載し、その内部でリアルタイム学習と予測機能を実現できる「エッジデバイスAI」を開発した。最新の深層学習による予測手法と比べ、最大で10万倍も高速化でき、精度は60%も向上させた。消費電力は1.69W以下である。
馬本隆綱()
ソシオネクストの2025年度第2四半期(7月〜10月)売上高は前年同期比13.5%増の527億円、営業利益は同56.0%減の23億円、純利益は同60.2%減の16億円で増収減益だった。同社は通期予想について、売上高を上方修正した一方、減益幅が拡大する見通しを示した。
永山準()
村田製作所は2025年10月31日、2025年度第2四半期(7月〜9月)および上期(4月〜9月)の決算発表会を開催した。第2四半期の売上高は前四半期比で16.9%増の4866億円、営業利益は同68%増の1035億円で、四半期としては過去最高の売上高を記録した。こういった動きを受けて、2025年度通期業績予想を上方修正した。
杉山康介()
ソシオネクストは、RTLレベルで設定を変更できるチップレット設計ライブラリ「Flexlets(フレックスレッツ)」を発表した。機能が固定された従来のチップレットとは異なり、進化したFlexletsは顧客の要求に応じて性能や機能を柔軟に最適化できる。
馬本隆綱()
矢野経済研究所の調べによれば、ワイドバンドギャップ半導体単結晶の世界市場(メーカー出荷金額ベース)は、2025年に2869億円となる見込みで、2035年は8298億円規模に達するという。バッテリー電気自動車(BEV)や鉄道車両、産業機器などに搭載されるパワー半導体向けを中心に、ワイドバンドギャップ半導体単結晶の採用が進む。
馬本隆綱()
ドイツの板金加工機大手メーカーTRUMPFの日本法人であるトルンプは2025年10月29日、グローバルにおける2024〜25年度(2025年6月期日)業績ならびに事業戦略発表会を開催した。
杉山康介()
ルネサス エレクトロニクスは2025年10月、2025年12月期第3四半期(7〜9月)の業績(Non-GAAPベース)を発表した。売上高は前年同期比3.2%減、営業利益は同48億円増だった。通期での売上高は前年比3.0%減、営業利益率は同1.0ポイント減と予想する。
浅井涼()
SEMIは2025年10月28日(米国時間)、2025年のシリコンウエハー世界出荷面積見込みが、前年比5.4%増とプラスに転じ、128億2400万平方インチとなると発表した。その後もAI関連製品の旺盛な需要に支えられて安定成長を続け、2028年には154億8500万平方インチになり、過去最高記録を更新する見通しだ。
馬本隆綱()
onsemiが縦型窒化ガリウム(GaN)パワー半導体を開発した。GaN on GaN技術の製品で同社は「AIデータセンターや電気自動車(EV)など、エネルギー集約型アプリケーションによる世界的な電力需要の急増を背景に、onsemiは縦型GaNパワー半導体を発表した。この新デバイスは、これらの用途で電力密度、効率、堅牢性の新たな基準を打ち立てるものだ」と述べている。
永山準()