フランスの太陽電池メーカーであるDracula Technologiesは「EdgeTech+ 2025」に出展し、同社製の有機薄膜太陽電池(OPV)「LAYER」シリーズの展示を行った。低消費電力機器での使用を想定していて、500ルクス以下で性能を発揮するという。
フランスの太陽電池メーカーであるDracula Technologies(以下、Dracula)は「EdgeTech+ 2025」(2025年11月19〜21日、パシフィコ横浜)に出展し、同社製の有機薄膜太陽電池(OPV)「LAYER」シリーズを展示した。
LAYERは、照度500ルクス(JIS照明基準総則で「普通の視作業」に必要とされる照度)以下の環境でも性能を発揮できるというOPVだ。担当者によると、主に屋内の低消費電力機器での使用を想定していて、家電用リモコンに搭載すれば、LED照明の明かりだけで駆動できるという。
インクジェット印刷で製造するためデザインや設置の柔軟性が高く、ヘッドフォンのヘッドバンド部に装着すれば、充電不要のヘッドフォンになるという。エネルギー変換と蓄電機能を薄膜の両面に印刷した「LAYER Vault」なども展開する。
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