産業分野における高電圧/大電流のモーター駆動や電源制御に欠かすことができない絶縁デバイス「フォトカプラ」。Avago時代から、高い安全性、信頼性を確保しながら、小型、高速など業界をリードする高付加価値フォトカプラを提供し続けるBroadcom(ブロードコム)の最新フォトカプラ製品(3製品)を見ていこう。
ACNW3430は、5A出力IGBTゲート駆動フォトカプラです。このデバイスは、100kV/μsを超える同相過渡除去性能(CMTI)を備え、ノイズの厳しい環境でも安定したゲート駆動を可能にします。ピーク出力電流が大きく動作電圧範囲が広いので、出力バッファ回路が不要となり、コスト効率の高いモーター駆動や電力インバータのゲート駆動ソリューションを実現します。
ACNW3430は、UL規格がVISO=5000VRMS、IEC 60747-5-5においては業界トップクラスのVIORM=1414VPEAKに対応します。
ACPL-335Jは、優れたタイミング・スキュー性能と高速達遅延を特徴とする産業グレード2.5A出力スマート・ゲート駆動フォトカプラです。このデバイスは、フェールセーフMOSFET保護および故障報告のすべての機能を備えています。このフル機能を搭載し実装が容易なMOSFETゲート駆動用フォトカプラのパッケージは、小型表面実装SO-16です。
ACPL-335Jは、DC-DCコンバータ、スイッチング電源およびバッテリ充電用のパワーMOSFETを駆動するように設計され、クリティカルな高電圧産業用途に必要な高い絶縁性能と信頼性を提供します。
ACFL-6211Uは、デジタル通信用に設計された産業グレードの双方向デュアルチャネル・フォトカプラです。このデバイスは、互いに180度逆向きの2つのフォトカプラ・チャネルを有し、送信/受信双方向のデータ通信設計と基板レイアウトに最適なピン配列です。電気的に独立しガルバニック絶縁された2つのチャネルは、理想的な双方向システム通信インタフェースを提供します。
データレート最大15MBdの高速システムに最適化され、実装面積が8ピンSSOパッケージと同等の小型12ピンSSOパッケージに封止されています。
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提供:Broadcom Limited
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan 編集部/掲載内容有効期限:2017年3月31日
高効率化に向けて、最新のモーター駆動/制御技術が集結した展示会「TECHNO-FRONTIER 2016 第34回モータ技術展」の中でも、ひときわ大きな注目を集めたのが2016年2月にAvago Technologiesから社名変更したBroadcomのブースだ。ここでは、注目を集めたSiC/GaNパワーデバイスに対応する次世代型アイソレーションデバイスや新コンセプトのエンコーダーなど、新生Broadcomのモーター駆動/制御向けデバイスを詳しく紹介していこう。