Bluetooth SIG(Special Interest Group)は2026年10月15日、日本法人「Bluetooth SIG Japan」を設立した。代表には米半導体企業のDSP開発から始まり、SpotifyやUbisoftの日本代表などを務めてきた黒川剣氏が就任する。
Bluetooth SIG(Special Interest Group)は2026年10月15日、日本法人「Bluetooth SIG Japan」を設立したと発表した。同日に開催された記者発表会では、代表に就任した黒川剣氏がBluetooth SIG Japanとしての取り組みなどを紹介した。
Bluetooth SIGによると、Bluetooth技術が広く普及したことで、これまでの約20年間に約650億台のBluetooth対応デバイスが出荷されてきたという。また、2026年は約59億9000万台のデバイスが出荷される予定で、2030年には出荷台数が約80億台に及ぶと予想されている。Bluetooth SIGのCEOを務めるNeville Meijers氏は「これだけの規模は1つの会社、1つの地域だけで実現できるものではなく、グローバルコミュニティーで標準を作ったことで実現できたものだ」と述べる。
全世界にコミュニティーメンバーがいる中でも、アジア太平洋地域は2026年10月時点で1万5000以上のメンバー企業数を有し、製品の年間認証件数も全体の56%を占める地域だ。日本はメンバー数と年間認証件数で米国、中国に次ぐ世界第3位の重要拠点であることから、Bluetooth SIG Japanの設立を決定したという。
Bluetooth SIG Japan代表の黒川氏は米国の半導体企業でのDSPチップ開発からキャリアをスタートし、DVD、Blu-rayディスクなどのコアオーディオ/ビデオ技術の標準化に携わってきた。2015年からは音楽ストリーミングサービスのSpotifyやゲーム開発企業のUbisoftなどの日本代表を務め、コンテンツやデバイス、ユーザーをつなぐエコシステム構築を行ってきたという。
黒川氏は「これまでの30年間を振り返ると、一貫して『つなぐ』というモットーがあった」と述べる。「幼少期に米国へ移住し、米半導体企業で日本と米国という、文化や考え方、言語の違う者同士の橋渡しをしてきた。Bluetooth SIGのフィロソフィーも『革新的なテクノロジーを世界や人々とつなげる』ことだと気付き、強い衝撃を受けた。Bluetooth SIGが本気で日本市場にフォーカスするなら、これまでの経験を生かして力になれると確信し、この場にいる」と続ける。
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