事実上、Bluetooth Smartがあれば、全てのスマートフォンと接続できるようになりました。しかし、機器にBluetooth Smartを組み込むには認証取得などのいくつかのハードルを越えなければなりません。ここでは、Bluetooth Smartとはどのようなものか、そして、より簡単にBluetooth Smartを組み込むことのできるモジュールを紹介します。なお、最後に、プレゼントの当たるチャンスのある「おさらいクイズ」を用意していますので、挑戦してみてください!【プレゼント応募期間は終了しました】
【プレゼント応募期間は終了しました】
この記事の最後に、任天堂ゲーム機「Wii U」(3人)やAmazonギフト券2000円分(50人)が当たる3択クイズ(3問)を出題します。記事を読めば、すぐに解答できる簡単なクイズですので、ぜひ、クイズに挑戦しご応募ください。
Bluetooth Smartは組み込み設計向け無線通信技術であり、スマートフォンやタブレットの高性能な処理能力とグラフィック機能を利用することで、魅力的なユーザー インタフェースを備えた使いやすいアプリケーションの設計を可能にします。簡潔な命令/制御ソリューションを低消費電力の無線通信を介して提供するBluetooth Smartは、ホーム オートメーション/家庭用電化製品、医療/ウェアラブル機器、玩具/タグ/フォブ/リモート制御、パルス/近接センサー使用システム、産業用アプリケーションなどに最適です。
Bluetoothコア仕様4.0で導入されたこの低消費電力/高効率無線リンクは、バッテリーの長寿命化を可能にするために新たに設計されました。このため、事実上全てのスマートフォン/タブレットメーカーがこの無線リンクを採用しています(Bluetooth 4.0はファームウェア バージョン4.3以上のAndroidデバイス、Apple iPad 3以上、Apple iPhone 4S以上でサポートされます)。Bluetooth 4.0仕様は、デバイスの動作をセントラル(接続を開始可能)とペリフェラル(参加を通知してセントラルからの接続を待機)として定義します。
バージョン4.1では、デバイスのロール(セントラル/ペリフェラル)の切り替えが実行時に可能となりました。この機能は、1つのメイン コントローラが複数のペリフェラル デバイスと通信するアプリケーションにおいて、状況に応じてスマートフォン アプリからコントローラをクエリする必要がある場合に役立ちます。セントラルモードに設定したデバイスを適宜ペリフェラル モードに切り替えることで、スマートフォンと効率的に通信できます。これを行う場合、コントローラ内のコードによってデバイスをペリフェラル モードに切り替え、切り替えたことを一定周期で他のデバイスに通知する必要があります。
MicrochipのRN4020 Bluetooth Smartモジュールを使うことで、既存の回路にBluetooth 4.1 Low Energyを極めて簡単かつシームレスに追加でき、お客さまのアプリケーションをセントラルまたはペリフェラルもしくはその両方として動作させることができます。UART経由のASCII命令セットにより、本モジュールはシンプルなMCUとも連携できます。MicrochipのASCII命令は使用が容易であり、Bluetooth Smart経由で通信する必要のある全てのコードが実装済みです。また、Bluetooth SIGが定義するサービス プロファイル(例:個人用健康管理機器(体温計、血圧計、血糖値計、心拍計など)向けのプロファイル)のコードもモジュールに実装済みであるため、アプリケーションに必要なプロファイルはASCII命令を使って簡単に呼び出すことができます。
Microchipのユニークなコンパイル不要のスクリプト実装により、単純なデータ収集と通信だけを行うアプリケーション(ビーコンやセンサーなど)では、MCUを使わないホストレス ソリューションが可能です。これは、ツールもコンパイルも一切必要とせずに、ASCII命令をUART経由でスクリプト実装するだけで容易に実現します。
RN4020は世界各国の電波法認証とBluetooth SIG(Special Interest Group)認証を取得済みであるため、認証に要する多額の費用を節約できます。また、Bluetooth技術に豊富な実績を誇るMicrochip製品は、お客さまの開発リスクを最小限に抑えます。
コストに厳しい組み込みアプリケーションの開発においては、Bluetooth Low Energyコネクティビティを追加してバッテリー1個で数年間の動作を可能とすると共に、スマートフォン/タブレット/コンピュータに幅広く対応可能なターンキー ソリューションが求められます。RN-4020-PICtail開発ボードは、PCへのUSBインタフェースとMicrochip製PICkitまたはMPLAB REAL ICEツール向けIn-Circuit Serial Programmingインタフェースを備えるため、各種の方法で素早く回路を評価してコードを開発できます。この開発ボードには、PICtailインタフェースを備えたMicrochip製ボード(Explorer 16、PIC18 Explorer、PIC32 I/O拡張ボードなど)を接続でき、これらのボードを既にお持ちのお客さまは投資を有効利用できます。このPICtailボードは超低消費電力(XLP)PIC18マイクロコントローラを実装済みであるため、ホストからUSB経由で給電してスタンドアロン モードで動作させることができます。これにより、携帯型アプリケーションのデモを実行してコンセプトを検証することができます。
Bluetooth Low Energy向けSIG標準プロファイルの機能を超えてアプリケーションの柔軟性をさらに高めるために、MicrochipはMLDP(Microchip Low-Energy Data Profile)を提供しています。これにより、プライベート サービスを独自に開発する必要なく、BTLE接続経由のデータ ストリーミングが可能です。
デモアプリはMicrochipウェブサイトからダウンロードできます。また、お客さまの製品でBTLEを利用するための簡単な方法をビデオで紹介しています。
詳細は「RN4020」紹介ページを参照してください。
RN4020の特長
プレゼント応募受け付けは、2015年2月27日16:59をもって終了しました
では、いよいよクイズです。
ご紹介したBluetooth 4.1やMicrochipのモジュール「RN4020」に関する3択クイズ(3問)を出題します。
【クイズ1】 MLDP (Microchip Low-Energy Data Profile)の利点はどれですか。
【クイズ2】 Bluetoothバージョン4.1の重要な特長はどれですか。
【クイズ3】 本モジュールの接続にはどのインタフェースを使いますか。
【クイズ1】=C
【クイズ2】=B
【クイズ3】=A
多数のプレゼント応募、ありがとうございました。
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提供:マイクロチップ・テクノロジー・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan 編集部/掲載内容有効期限:2015年2月28日