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AIはクラウドから現場へ 台湾が示す電子産業の進化:「TAITRONICS 2026」開幕(1/2 ページ)

台湾・台北で2026年10月20日、電子産業の展示会「TAITRONICS & AIoT Taiwan 2026」が開幕した。260社が出展し、エッジAIや次世代通信、スマートエネルギーなどの技術を紹介する。開幕式では、AIの産業応用の拡大に向けた台湾の強みや、電子産業のグローバル展開に関する取り組みが強調された。

» 2026年10月21日 11時00分 公開
[浅井涼,EE Times Japan]

 台湾・台北市の台北南港展覧館で2026年10月20日、電子産業の展示会「TAITRONICS & AIoT Taiwan 2026」が開幕した。会期は10月22日までだ。台湾貿易センター(TAITRA)と台湾区電機電子工業同業公会(TEEMA)が主催し、17の国と地域から260社が480ブースを出展する。

 2026年のテーマは「Edge Intelligence Now」。AIの活用がクラウドからエッジデバイスや産業現場へと広がっていることを背景に、AIアプリケーション、次世代通信、組み込みシステム、スマートパワー、持続可能なイノベーションの5つを重点分野に掲げている。

オープニングセレモニーの様子 オープニングセレモニーの様子[クリックで拡大]

AIの真価は「現実の課題を解決すること」

 開幕式であいさつしたTAITRA 秘書長のSimon Wang氏は、TAITRONICSが約50年にわたり、台湾の電子産業とともに発展してきた歴史を振り返った。半導体や情報通信技術などの進化によって産業が大きく変わる中、「1つだけ変わらないものがある。それは、いかに私たちが適応し、革新し、技術を産業に変えていくかということだ」と語った。

 Wang氏は「AIから得られる真の価値はまだこれからだ。それは、工場や日常業務に導入し、現実の課題を解決することにある」と強調。台湾の強みとして、半導体、ICT機器の製造、システム統合の各分野が密接に結び付いていることを挙げた。

TAITRA 秘書長 Simon Wang氏 TAITRA 秘書長 Simon Wang氏[クリックで拡大]

 TEEMA 秘書長のChuan-Neng Lin氏も、台湾の電機電子産業が長年にわたって培ってきた製造技術や産業基盤を強調。今回の展示会について、個別の技術や製品を紹介するだけでなく、異なる技術と応用分野を結び付け、新たなビジネスモデルや協業の機会を生み出す場だと説明した。

 展示会では、AIチップや次世代通信、スマートエネルギーなどの幅広い技術を紹介する。このうちTEEMAは、産業団地全体のスマート化をテーマとした展示エリアを設け、システム統合やエネルギー管理などの技術を組み合わせたソリューションを紹介する。

TEEMA 秘書長 Chuan-Neng Lin氏 TEEMA 秘書長 Chuan-Neng Lin氏[クリックで拡大]
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