SEMIが行った統計調査によると、2015年の世界半導体製造装置の総販売額は、前年比3%減の365億3000万米ドルとなった。受注額は、前年比5%減となっている。
SEMIは2016年3月、世界半導体製造装置に関する統計を発表した。その結果によると、2015年世界総販売額は、2014年の375億米ドルに対し、前年比3%減の365億3000万米ドルとなった。2015年の受注額は、前年比5%減となっている。
地域別の売上額は順に、台湾/韓国/日本/北米/中国/その他地域/欧州となっている。台湾/韓国/日本/中国の販売額が増加。北米、その他地域、欧州は減少した。日本は前年比31%増の54億9000万米ドルとなっており、北米を抜いて台湾、韓国に続き3位となっている。
装置分類別では、その他前工程装置が前年比16%増、ウエハープロセス用処理装置が同2%減、テスト装置が同6%減、組み立て/パッケージング装置が同18%減である。
2015年(億米ドル) | 2014年(億米ドル) | 前年比成長率(%) | ||
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台湾 | 96.4 | 94.1 | 2% | |
韓国 | 74.7 | 68.4 | 9% | |
日本 | 54.9 | 41.8 | 31% | |
北米 | 51.2 | 81.6 | −37% | |
中国 | 49.0 | 43.7 | 12% | |
その他地域 | 19.7 | 21.5 | −9% | |
欧州 | 19.4 | 23.8 | −19% | |
合計 | 365.3 | 401.5 | 4.1% | |
※その他地域はシンガポール、マレーシア、フィリピンなどの東南アジア諸国とその他の小規模市場の合計。数字は丸めているため、合計値は合わない場合がある 出典:SEMI |
なお、これらのデータは、世界半導体製造装置市場統計「WWSEMS(Worldwide Semiconductor Equipment Market Statistics)」に基づくもの。WWSEMSは、SEMIと日本半導体製造装置協会(SEAJ)が共同で、それぞれの会員企業から提出されたデータを集計した、世界半導体製造装置産業の販売/受注月額の統計レポートである。
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