2015年のウエハー出荷面積、2年連続で過去最高 : 販売額は前年比6%減
SEMIは2015年の世界シリコンウエハー出荷面積が、過去最高を記録した2014年の出荷面積を上回り、前年比3%増の104億3400万平方インチになったと発表した。
SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)は、2015年の世界シリコンウエハー出荷面積が前年比3%増の104億3400万平方インチになったと発表した。過去最高であった2014年の出荷面積100億9800万平方インチを上回っている。
2015年のシリコンウエハー販売額は、前年比6%減の72億米ドルとなった。SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)会長のVolker Braetsch氏は、「好調な出荷量が価格下落の影響を打ち消すまでにはならず、販売額は減少して過去最高だった2007年を大幅に下回った」と語る。
SEMIの資料を元に作成 (クリックで拡大)
同調査で用いている数字は、ウエハーメーカーによりエンドユーザーに出荷されたバージンテストウエハーを含む、鏡面ウエハー/エピウエハー/ノンポリッシュドウエハーを集計したものとなっている。太陽電池用は含まれていない。
2015年11月の国内電子部品メーカー出荷、6.9%増
電子情報技術産業協会(JEITA)は、2015年11月の日本メーカーによる電子部品の世界出荷額を発表した。世界出荷額は前年比6.9%増の3500億円となっており、受動部品/接続部品はともに前年比と比べて増加したが、変換部品は前年比1.8%減となった。
2015年の半導体購入額、Samsungが1位を維持
2015年における半導体購入額のランキングは、2014年と変わらずSamsung Electronicsが1位、Appleが2位だった。両社の合計額だけで、半導体購入額全体の18%を占めている。日本メーカーとしてはソニーが7位にランクインした。
半導体業界の研究開発費は抑制傾向に
IC Insightsによると、半導体業界における研究開発費は抑制傾向にあるという。開発費ランキングでは、Intelが群を抜いてトップに立っている。
2015年の世界PC出荷台数、4年連続で減少
PC市場が縮小の一途をたどっている。IDCによると、2015年のPC世界市場は3億台を下回り、2億7620万台にとどまった。3億台を下回ったのは2008年以来初めてだという。
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