今回は、キオクシアホールディングスの2025会計年度(2026年3月期)第4四半期(2026年1月〜3月期)の業績を紹介する。
フラッシュメモリ大手キオクシアの持ち株会社であるキオクシアホールディングスは2026年5月15日に、2025会計年度(2026年3月期)第4四半期(2026年1月〜3月期)と同会計年度通期(2025年4月〜2026年3月期)の業績を発表した。
2025会計年度第4四半期(2026年1月〜3月期)の売上高は前期(前四半期)比84.5%増、前年同期比188.9%増の1兆29億円である。3四半期連続で前期を上回った。また前期に続いて2四半期連続で過去最高額を更新した。
2025会計年度第4四半期(2026年1月〜3月期)の営業利益(Non-GAAPベース)は前期と比べて4.14倍、前年同期と比べて約16倍の5991億円である。売上高営業利益率は59.7%と非常に高い。前期の売上高営業利益率は26.6%である。また同利益率は4四半期連続で前期を上回った。
平均販売単価(米ドルベース)は同一製品(like-for-like)と全体(Blended)ともに前期の2倍を超えた。一方でビット換算の出荷容量は前期比で約10%減少した。
2026年(暦年)のビット成長率(記憶容量に換算した市場成長率)は10%台後半と予想した。需要の伸びはさらに高いものの、供給能力が成長を制約するとみている。2027年(暦年)のビット成長率も需要ではなく、供給不足が押し下げ要因となる。
需要の伸びをけん引するのはAIデータセンター分野とエンタープライズ分野である。成長の柱となるのはAI推論サーバ向けで、2026年(暦年)全体のNANDフラッシュメモリ需要をけん引する。従来サーバ向け需要も引き続き堅い。
スマートフォン分野の2026年(暦年)は、2025年(暦年)とほぼ同じ市場規模(記憶容量ベース)となる。低価格帯の出荷台数は前年比で減少、高価格帯の出荷台数は前年と同程度の見込み。高価格帯品の平均ストレージ容量が増加することで、低価格帯の出荷減少を補う。
PC分野の2026年(暦年)は、2025年(暦年)に比べて市場規模(記憶容量ベース)は減少する。部品調達コストの上昇によってPCの出荷台数は前年比で減少すると予測する。
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