「眼鏡型スマートグラス(Smartglasses)」は、眼鏡の形状をしたメタバースデバイスである。ユーザーが外界を視認できる、HMDよりも軽くて長時間の装着が可能といった特長を備える。外界を視認しつつ仮想空間の情報を視界に重ねる「拡張現実(AR:Augmented Reality)」感デバイスとも言える。一方で装着の負担を軽減するため、重量の制限は厳しい。また眼鏡の見かけを逸脱しない(他者から見て違和感のない)、小さなサイズが要求される。
ユーザーはスマートグラスの超小型ディスプレイに表示される情報を閲覧し、スピーカー(イヤフォン)から音声を取得し、マイクやタッチパッドなどを通じてコマンドを入力できる。さらには内蔵カメラで撮影した映像を見られる。スマートグラスは無線通信機能を搭載しており、通常はスマートフォンとの連携によってインターネットの情報を取得したり、カメラが撮影した画像を解析したりする。
実装技術ロードマップ本体では、2025年9月30日に米国で発売されたMeta社の眼鏡型スマートグラス「Ray-Ban Meta Display」を分解した写真と解析結果を掲載している。右眼だけの超小型ディスプレイ、右耳のスピーカーとつながったタッチパッドなどの特徴がある。残念なのは、手首に装置するジェスチャー入力デバイス「Meta Neural Band」の情報がないことだろうか。
Meta社の眼鏡型スマートグラス「Ray-Ban Meta Display」を部品ごとに分解した構造の撮影写真。2025年9月30日に米国で発売された。なお日本では公式な販売およびサポートはされていない[クリックで拡大] 出所:JEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会(次回に続く)
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