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ソニー、像面位相差AF搭載の積層型CMOSセンサー組み込み開発ニュース

ソニーは像面位相差AF機能を搭載した1/2.4型 積層型CMOSイメージセンサー“Exmor RS”「IMX230」を製品化、2015年4月より出荷すると発表した。

» 2014年11月17日 15時43分 公開
[MONOist]
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 ソニーは2014年11月17日、像面位相差AF機能を搭載した1/2.4型 積層型CMOSイメージセンサー“Exmor RS”「IMX230」を製品化、2015年4月より出荷すると発表した。サンプル価格は2100円(税別)。

 新製品は有効画素数を2100万画素まで高め、新型の信号処理機能も搭載することで像面位相差を用いた高速なオートフォーカスが可能な他、ダイナミックレンジの異なる画像を2枚撮影し合成することでダイナミックレンジの広い1枚の画像とするHDR処理も行える。

photo “Exmor RS”「IMX230」(出展:ソニー)

 像面位相差のAF測距点は最大192点。HDRについては動画/静止画のいずれにも対応しており、4K(4096×2160ピクセル)でのHDR動画撮影も行える。像面位相差については測距やレンズ位置計算などについてもCMOSセンサー内部の回路で処理できるため、スマートフォンなどでも手軽に動きの速い被写体の撮影を楽しめるとしている。

photo 像面位相差AFの測距点は最大192点(出展:ソニー)

 同社は支持基板の代わりに信号処理回路が形成されたチップを用いることで小型化と高画質化を両立した「積層型構造」CMOSセンサーを2012年より市場へ投入しており、2014年7月には生産能力増強に向けた350億円の投資も発表している(関連記事:ソニー、積層型CMOSイメージセンサーの増産に350億円投資)

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