キオクシアホールディングスが2027年3月期第2四半期(2026年7〜9月)の決算を発表した。2026年4〜9月の上期累計では、売上高が前年同期比約5.4倍の4兆2471億円、Non-GAAPベースの営業利益が同約25倍の3兆3145億円、Non-GAAPベースの純利益が同約37倍の2兆2356億円に達した。
キオクシアホールディングス(以下、キオクシア)は2026年10月30日、2027年3月期第2四半期(2026年7〜9月)の決算を発表した。2026年4〜9月の上期累計では、売上高が前年同期比約5.4倍の4兆2471億円、Non-GAAPベースの営業利益が同約25倍の3兆3145億円、Non-GAAPベースの純利益が同約37倍の2兆2356億円に達した。AIデータセンター向けの旺盛な需要を背景に、NAND型フラッシュメモリの販売価格上昇と出荷量の増加が業績を押し上げた。
同日の決算説明会で、同社副社長執行役員の河村芳彦氏は、AI需要の拡大によってNAND市場の成長が加速していると説明。データセンター/エンタープライズ向けの需要がスマートフォンやPC向けの需要軟化を吸収し、2028年も旺盛な需要が続くとの見通しを示した上で、「明らかにスーパーサイクルに入っている」と強調した。
同社によると、2027年の生産能力はほぼ全て顧客向けに割り当て済みで、2028年についても複数年の長期供給契約(LTA:Long-Term Agreement)によって、記憶容量ベースの出荷量の50%を大きく上回る部分が確約されているという。
キオクシアの2027年3月期第2四半期(2026年7〜9月)の売上高は、前四半期比40.3%増、前年同期比453.2%増の2兆4800億円で過去最高を更新した。Non-GAAPの営業利益は前四半期比49.9%増、前年同期比2181.1%増の1兆9883億円。Non-GAAPベースの純利益は前四半期比52.1%増、前年同期比3136.8%増の1兆3486億円だった。
2026年3月期の年間売上高は2兆3376億円だったことから、2026年7〜9月のわずか3カ月間で、前年度の年間実績を上回ったことになる。
大幅な増収をけん引したのは、NANDの販売価格上昇と出荷量の増加だ。第2四半期の平均販売単価(ASP)は米ドルベースで前四半期比20%台半ば上昇し、製品構成の変化による影響を除いた同一条件(Like-for-like)での比較では30%台前半の上昇となった。記憶容量ベースの出荷量も10%台前半増加した。
アプリケーション別では、SSD/ストレージ向けの売上高が前四半期比37.6%増、前年同期比560.8%増の1兆6160億円となり、全体の65%を占めた。このうちデータセンター/エンタープライズ向けが60%台半ば、PC向けなどが30%台半ばを占める。データセンター/エンタープライズ向けSSDは、AIサーバ向けの旺盛な需要を背景に出荷量が過去最高を更新し、販売価格の上昇も増収に寄与した。「3次元NAND型フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の第8世代が中核製品であり、順調に収益に貢献している」
一方、スマホなどを含むスマートデバイス向けの売上高も前四半期比50.1%増、前年同期比401.5%増の7889億円となり、過去最高を更新した。同社によると、販売価格の大幅な上昇が増収の大半をけん引したという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング