ウェアラブルニュース:
ウェアラブルエコーセンサーの共同プロジェクト、2026年の製品化を目指す
NOKは、サーモンテックとのウェアラブルエコーセンサーの共同研究プロジェクトを正式に始動した。薄く軽量で快適に装着できる高性能センサーとして、健康管理やスポーツパフォーマンス向上などへの活用が期待される。(2025/3/31)
p型ダイヤモンドMOSFETを試作:
ダイヤモンド半導体でアンペア級動作を初めて実証
産業技術総合研究所(産総研)は、本田技術研究所との共同研究において、p型ダイヤモンドMOSFETを試作し、アンペア級の高速スイッチング動作を初めて実証した。今後は次世代モビリティのパワーユニットに搭載し、社会実装に向けた動作検証などを行っていく。(2025/3/26)
研究開発の最前線:
タイヤ耐久性能を決めるゴム破壊メカニズム解明
住友ゴム工業は、ドレスデン工科大学 教授のガート・ヘインリッチ氏との共同研究により、タイヤの耐久性能を決定する重要な要因であるゴムの破壊メカニズムを解明した。(2025/3/24)
ロボット:
建設現場からビル管理までロボットが働きやすい建物へ 東急建設と東京都市大
東急建設と東京都市大学は、東京都市大学横浜キャンパスに建設する新研究棟において「人協調型ロボティクス」の社会実装に向けた共同研究開発を開始する。(2025/3/14)
新建材:
“セメントを使わないコンクリ”を東北大が開発 7割CO2削減と施工までの可使時間を両立
西松建設、東北大学、JFEスチールの共同研究チームが、セメントを用いない「アルカリ活性材料コンクリート」を開発し、鉄骨柱の保護コンクリート補修工事に適用した。製造時のCO2排出量が一般のコンクリートよりも7割ほど少なく、施工に適した流動性にも優れ、常温でも高い強度を有する。(2025/3/11)
量子コンピュータ:
三菱電機、量子情報処理実用化に向けた複数量子デバイスの共同研究を開始
三菱電機は、クオンティニュアムや慶應義塾大学らと合同で、拡張性の高い量子情報処理の実用化に向けた、複数量子デバイスの接続実証実験に取り組む共同研究の契約を締結した。(2025/3/11)
発生する電圧は従来の10倍以上:
一次元構造のペロブスカイト結晶で大きな光起電力
早稲田大学と東京大学、筑波大学による共同研究グループは、一次元らせん構造のハロゲン化鉛ペロブスカイト結晶で、15Vを超えるバルク光起電力を発現させることに成功した。発生する電圧は、太陽光照射下における既存のペロブスカイト太陽電池の10倍以上だという。(2025/3/11)
約20〜30度の角度許容性を確保:
電源不要で薄型軽量のARメガネを実現する新技術
東京大学と大阪大学、クラスターおよび、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンによる共同研究グループは、電源が不要で薄型軽量を可能にする拡張現実(AR)ディスプレイ技術を用いた「ARメガネ向け薄型受光系」を開発した。(2025/3/10)
進化計算の最新動向を知る:
段ボール生産計画に進化計算を適用 さらに応用先を広げ生産工程DXを推進
段ボールの生産計画の立案に進化計算を適用し、生産工程のDXにつながる成果を生み出した東芝デジタルエンジニアリングと電気通信大学大学院 情報理工学研究科 情報学専攻 教授の佐藤寛之氏との共同研究について話を聞いた。(2025/3/10)
高速無線通信用デバイスに応用:
東北大学ら、テラヘルツ光で光ダイオード効果を観測
東北大学と静岡大学、大阪大学および、神戸大学の共同研究グループは、コバルトオケルマナイトにおいて、テラヘルツ光の一方向透過性(光ダイオード効果)を観測した。また、理論計算により一方向透過性と特異な吸収の起源が「自発的マグノン崩壊」であることも明らかにした。(2025/3/31)
研究開発の最前線:
PFASの検出技術に有用なペプチド探索の共同研究に着手
日立ハイテクと東京科学大学は共同で、ペプチドを用いた有機フッ素化合物の検出に関する研究を開始する。将来の健康被害につながる懸念がある有機フッ素化合物の検出業務を効率化し、除去についても検証を進める。(2025/2/14)
医療機器ニュース:
飲み込みやすい錠剤の開発を目指した共同研究を開始
第一三共ヘルスケアと藤田医科大学は、錠剤の服用シミュレーションの共同研究に関する契約を締結した。加齢に伴う嚥下力の低下に着目し、高齢者を含む全ての人が服用しやすい錠剤の開発に取り組む。(2025/2/12)
脱炭素:
微生物の生存性を管理し土壌中からの温室効果ガス排出量を削減する基盤技術を確立
NTTと明治大学 農学部 准教授の島田友裕氏の共同研究グループは、土壌中における微生物の生存性を決定付ける遺伝子の特定を目的に、大腸菌をモデル微生物として用いて、土壌中における長期生存性に貢献する複数の遺伝子を世界で初めて特定することに成功した。(2025/2/5)
安全システム:
認知機能の低下を運転から検出できるか、スズキが大分県で研究
スズキと大分大学、臼杵市医師会は、認知機能が低下した場合に現れる車両の操作や挙動の特徴を明らかにする共同研究を開始する。(2025/2/4)
産総研グループと日本ガイシ:
パワー半導体モジュール基板の熱拡散率評価法を検証
産総研グループ(産業技術総合研究所およびAIST Solutions)と日本ガイシは、パワー半導体モジュールなどに用いられる窒化ケイ素製セラミック基板の熱拡散率を、高い精度で評価するための共同研究を始めると発表した。(2025/2/3)
研究開発の最前線:
高い圧電性能を持つ窒化アルミニウム系薄膜を開発 下地層を活用
産業技術総合研究所は、物質・材料研究機構との共同研究で、高い圧電性能を持つ窒化アルミニウム系薄膜を開発した。薄膜と同じ結晶構造を持つ下地層を用いることで、薄膜の圧電性能向上に成功した。(2025/2/4)
非相反回折現象を確認:
音波の新しい伝播現象を発見 次世代通信への応用に期待
東北大学と日本原子力研究開発機構、理化学研究所の共同研究グループは、表面弾性波(SAW)が、磁性材料を用いて作製した回折格子を通過する際に、「非相反回折」と呼ばれる現象が生じることを確認した。(2025/1/23)
脱炭素:
AGCがCO2を原料としたエチレンの製造検討を開始
AGCは、CERT systemsと、電気分解技術やCO2を原料に活用したエチレンの製造検討に関する共同研究契約を締結した。(2024/12/27)
NTTデータ、“みずほ特化型LLM”を共同開発へ 業務はどう変わるか
みずほフィナンシャルグループとNTTデータグループが共同研究契約を締結した。LLM「tsuzumi」を基にみずほ特化型モデルを開発することで、業務効率化や新たな価値創造を目指す。(2024/12/26)
研究開発の最前線:
プラスチックのマテリアルリサイクル技術構築に向けた共同研究を開始
ブリヂストンらは、プラスチックの1種であるポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の構築に向けて共同研究を開始した。不純物が混在するため、壊れやすい再生プラスチックの強靭化を図る。(2024/12/20)
超巨大ブラックホールが“星の誕生”を妨げる──高解像な「110億年前の銀河の群れ」をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で捉え実証 早稲田大など
早稲田大学と国立天文台などからなる共同研究チームは、ブラックホールが銀河の星の誕生を妨げている可能性が高いとの研究成果を発表した。(2024/12/18)
研究開発の最前線:
WSi2の横型熱電変換を実証、次世代センサー技術の進展に貢献
埼玉大学は東京理科大学との共同研究で、WSi2の横型熱電変換を実証した。ゼロ磁場かつ広い温度範囲で、既存のトポロジカル磁性体と同等の熱電効果を得られることが分かった。(2024/12/13)
研究開発の最前線:
ポリマー半導体を高性能化できる縮合多環π電子系骨格を開発
京都大学は広島大学との共同研究で、ポリマー半導体を高性能化できる縮合多環π電子系骨格を開発した。チオフェンを縮環したことで、ポリマー主鎖の剛直性や主鎖間の相互作用が向上し、効率的に電荷を輸送できる。(2024/12/5)
研究開発の最前線:
日本トリムがナノファブリック型新規高機能性白金電極触媒を開発
日本トリムは、東京大学との共同研究により、ナノファブリック型新規高機能性白金電極触媒を開発した。(2024/12/3)
「人手不足」は正確ではない では、何が足りないのか?
2035年、日本の労働市場では1日当たり1775万時間の労働力が不足する──。パーソル総合研究所と中央大学の共同研究「労働市場の未来推計2035」 の推計結果である。従来、労働力は「人手」として捉えることが主流であったが、時間単位で推計するに至った理由が3つある。(2024/11/30)
二ケイ化タングステン:
次世代センサー応用も期待 「横方向」の熱電効果を示す金属材料
東京理科大学と埼玉大学の共同研究グループは、導電性セラミック材料の「WSi2(二ケイ化タングステン)」が横型熱電効果を示す物質であることを実証し、そのメカニズムについても解明した。(2024/11/28)
超伝導量子コンピュータの性能向上:
トップレベルの2量子ビットゲート性能を実証、東芝
東芝と理化学研究所(理研)の共同研究グループは、超伝導量子コンピュータに向けて東芝が提案する素子「ダブルトランズモンカプラ」の特性を、実験により実証した。この結果、2量子ビットゲートの忠実度が99.90%とトップレベルにあることを確認した。(2024/11/25)
量子インターネットの基盤技術に:
量子中継による「量子もつれ」の生成手法を発明
横浜国立大学とLQUOMは共同研究により、量子通信の長距離化に必要な、量子中継による「量子もつれ」の生成手法を発明した。量子インターネット基盤技術として期待される。(2024/11/21)
ウエハーの非破壊検査も可能に:
レーザーで回路パターン検査を高速化 東大の技術を実用化へ
日立ハイテクは、東京大学が開発したレーザー励起光電子顕微鏡(Laser-PEEM)の有用性を確認できたことから、半導体検査装置として実用化するため共同研究に乗り出した。同装置を用いれば、従来に比べ回路パターンの検査工程を大幅に短縮でき、歩留まり向上に貢献できるという。(2024/11/11)
“光”の量子コンピュータ、理研らが開発 量子テレポーテーションで計算 クラウド化も
理化学研究所などの共同研究グループが、光を量子とする新方式の量子コンピュータを開発した。他の方式の量子コンピュータに比べても「非常に有望な候補の一つ」という。(2024/11/8)
東大が「シュレーディンガーの猫状態」を高速生成、量子コンピューターの性能向上に期待
量子コンピューターの実用化に向け、東京大学とNTTなどの共同研究チームは1日、「シュレーディンガーの猫状態」と呼ばれる量子特有の状態を高速で生成することに成功したと発表した。量子コンピューターの計算精度や速度の向上につながるという。(2024/11/5)
自動運転車の実用化を支える:
東北大ら、高屈折率で近赤外光を通す新材料を発見
東北大学は日本電気硝子との共同研究により、屈折率が「5」を超えるなど、シリコンに比べ最大で約1.5倍と極めて高く、しかも近赤外光(波長800〜1200nm)を通す透明な新材料を発見した。(2024/10/22)
AI:
AIが上水道の水圧データを分析し故障予兆検知、日立システムズと神戸市の共同研究で実現
日立システムズと神戸市水道局は、上水道の水圧データのAI分析による、配水減圧弁の故障予兆検知を実現した。(2024/10/17)
東芝がエアバスと提携、水素航空機の超電導モーター共同研究で 2035年の実用化目指す
エアバスは、燃料電池を使って水素を電気に変換し、モーターを回して飛行させる技術を確立させたい考えで、モーターに強い東芝を提携先に選んだ。2035年に水素航空機の実用化を目指す。(2024/10/17)
航空機技術:
エアバスが東芝をパートナーに選んだ理由「超電導モーターの世界的リーダー」
エアバスと東芝は、「2024国際航空宇宙展」が開催中の東京ビッグサイトで会見を開き、次世代の水素航空機開発に向けた超電導モーター技術の共同研究を進めることで合意したと発表した。(2024/10/17)
研究開発の最前線:
水電解用二極式電解槽と、昇温条件でも高活性な電極触媒を開発
山口大学は、山口県産業技術センターとの共同研究で、水の電気分解に使用する二極式電解槽を開発した。また、白金やルテニウムといった希少な金属を使用せず、昇温条件でも高活性な電極触媒の開発に成功した。(2024/10/17)
3Dプリンタニュース:
積層造形の最適な設計製造を実現する解析/評価技術の確立に向けた共同研究開始
サイバネットシステムは、JAXA、東京大学、国立天文台と、高性能/高機能な構造、材料設計のための設計、解析、製造技術の確立に向けた共同研究契約を締結した。(2024/10/11)
小型薄型化や低コスト化が可能に:
有機半導体で高精度な薄膜型イオンセンサーを開発
東京大学と物質・材料研究機構(NIMS)の共同研究グループは、フィルム基板上に形成された有機半導体単結晶を用い、精度が高い「薄膜型イオンセンサー」を開発した。従来の半導体を用いたトランジスタ型イオンセンサーに比べ、小型薄型化や低コスト化が可能となる。(2024/10/7)
研究開発の最前線:
リグノセルロースの複雑な分子構造を再現した天然基質の化学合成に成功
神戸大学は信州大学との共同研究で、リグノセルロースの複雑な分子構造を再現した天然基質の化学合成に成功した。従来の人工基質では困難だったリグニン−キシラン間架橋結合の酵素分解反応を解析できる。(2024/10/2)
組み込み開発ニュース:
リチウムイオン電池の出力を4倍に、村田製作所がポーラス集電体を開発
村田製作所は、米国スタンフォード大学との共同研究により、リチウムイオン二次電池の出力を大幅に増加させることが可能な多孔質の「ポーラス集電体(PCC)」の開発に成功したと発表した。従来の集電体と比べて、最大で4倍の出力を発生させられるという。(2024/10/1)
材料技術:
透明発電ガラスの発電性能向上に成功、新バージョンのサンプル提供を開始
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、inQsとの共同研究開発で、透明発電ガラス(SQPVガラス)の発電性能と品質を向上させることに成功した。(2024/10/1)
材料技術:
メカノケミカル有機合成技術で高付加価値製品開発に向け共同研究
ダイセルはメカノクロスが開発したメカノケミカル有機合成技術について共同研究を開始した。(2024/9/25)
JAL、国内線の搭乗方法を一部変更 東工大のシミュレーションで混雑を緩和する方法が明らかに
JALは11日、国内線で利用しているワイドボディ機の搭乗方法を変更すると発表した。東工大との共同研究により、「機内混雑の緩和が見込まれる搭乗方法が明らかになった」という。(2024/9/12)
銀とシリコンの共晶合金を液体急冷:
ワイドバンドギャップ半導体向けの新たな接合材料
大阪大学はダイセルとの共同研究で、銀(Ag)とシリコン(Si)の共晶合金を液体急冷すると、非晶質SiやAg過飽和固溶体の準安定相が出現することを発見した。また、液体急冷Ag−Si合金を大気中で加熱すると、Ag過飽和固溶体に含まれるSiが酸化反応を起こし、副産物としてAgが析出されることも明らかにした。(2024/9/10)
研究開発の最前線:
10nm以下の線幅で半導体微細加工ができる高分子ブロック共重合体を開発
東京工業大学は、東京応化工業との共同研究で、10nm以下の線幅で半導体微細加工ができる高分子ブロック共重合体の開発に成功した。半導体基板に微細な回路パターンを描画する鋳型を作製できる。(2024/9/9)
組み込み開発ニュース:
小型で強力な空中超音波の出力が可能なBLT型のエミッタを開発
日本特殊陶業は、日本大学との共同研究により、小型で強力な空中超音波の出力が可能な「BLT型超音波エミッタ」を開発した。先端から100mmの距離で最大170dB、300mmの距離で159dBという高音圧を出力できる。(2024/8/28)
医療技術ニュース:
手を振る動きにより、脳卒中後の慢性上肢障害患者の機能が改善
東京慈恵会医科大学は、全国5つのリハビリテーション施設と実施した共同研究の成果を発表した。手を振る動きによって、脳卒中後遺症の上肢まひ患者の上肢運動機能が改善することが分かった。(2024/8/28)
リサイクルニュース:
家電や玩具の廃プラ再利用に向けた共同研究を開始、おもちゃショーで需要調査
三菱電機とカワダは、三菱電機グループの家電リサイクル事業で長年培ってきたプラスチック高度選別技術を活用し、家庭などから廃棄されるプラスチックの回収/リサイクルの推進に向けた共同研究を開始した。(2024/8/27)
研究開発の最前線:
有害な重金属イオンを選別し取り除く、新しい水環境浄化システムを開発
京都大学ら国際共同研究グループは、水中の有害な重金属イオンを取り除く、新しい水環境浄化システムを開発した。設計した高分子材料は有毒イオンを選別して大量に捕捉でき、高集積化により効率的に水を浄化する。(2024/8/15)
研究開発の最前線:
島津製作所と信州大学、水と水素エネルギーに関する共同研究で包括的連携
島津製作所と信州大学は、水および水素エネルギーに関する共同研究と研究成果の社会実装を目的とする「包括的連携に関する協定書」を締結した。(2024/8/7)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。