米General Electric(GE)社の電化製品や照明機器事業を手掛ける部門は、米Rambus社との間で、Rambus社が所有する照明技術の特許、参照設計、および製造プロセスのノウハウを利用するためのライセンス契約を結んだ。
GE社の初期段階の目標は、建築用および業務用のフラットパネル型LED照明システムの開発だ。LED照明は半導体を利用したものであり、製品寿命が長くエネルギ効率が高いことから、多くの従来型の照明よりも優れている。
Rambus社は2009年に、エッジライト方式のLED光学設計や、導光技術「MicroLens」、導光板と多機能フィルム製造技術などを含む照明およびディスプレイ用バックライト向け事業を始めた。
GE社は、建築、小売店の装飾、看板、道路、そして運輸用途の照明機器向けにLED製品を提供している。
General Electric社の照明機器事業部門のプレジデント兼CEOを務めるMichael Petras Junior氏は、「照明技術の革新者としての我々の目標のひとつは、世界的な業務環境および住宅環境において、質の良いLED照明機器の導入を加速できる最先端の製品を、迅速に発売することだ」と述べている。
Rambus社のLighting and Display Technology部門のシニア・バイス・プレジデントを務めるJeff Parker氏は、General Electric社とのライセンス合意について、「協業によって、独特な形状を持ち、コスト競争力およびエネルギ効率に優れた、先進的なLED照明機器を創造していく」とコメントしている。
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