3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震のため、富士通セミコンダクターは東北地方に立地する工場の操業を停止していたが、3月28日から順次操業を再開した。
富士通セミコンダクターは、2011年3月28日、同社の全工場で一部操業を再開できる見通しが立ったと発表した(関連記事「富士通セミコンダクターが2工場の復旧作業を開始」)。3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震のため、東北地方に立地する工場の操業を停止していた。
操業を一部再開するのは、半導体前工程の製造を受け持つ3工場である。会津若松工場(福島県会津若松市)と富士通セミコンダクターテクノロジ 本社工場(福島県会津若松市)は、3月28日から一部操業を再開した。富士通セミコンダクター 岩手工場(岩手県胆沢郡金ヶ崎町)は、4月3日から一部操業を再開する予定である(図1)。
なお、半導体のテストセンターである富士通インテグレーテッドマイクロテクロノジ本社と同会津工場(福島県会津若松市)は3月18日から一部操業を再開済みであり、同宮城工場(宮城県柴田郡村田村)も3月23日から一部操業を再開している。
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