SanDiskは19nmプロセス技術で製造するNAND型フラッシュメモリを今四半期中にサンプル出荷する。2011年の下半期には量産を始める予定だ。
フラッシュメモリ大手のSanDisk(サンディスク)は2011年4月20日(米国時間)、19nm世代の半導体製造プロセス技術を適用したNAND型フラッシュメモリを発表した。2ビット/セル構造を採用し、記憶容量は64Gビット(8Gバイト)に達する。同社は発表資料の中で、「世界最小・最先端のプロセス世代だ」と主張しており、「当社はこの技術を用いることで、携帯電話機やタブレットPC、その他の機器に向けた、小型かつ大容量の組み込み型ストレージやリムーバブルストレージ装置を実現できるようになる」と述べている。
フラッシュメモリの製造で提携関係にある東芝と共同運営しているラインで製造する(図1)。サンプル出荷を今四半期中(2011年4〜6月)に開始し、量産を2011年の下半期に始める予定だ。さらに、量産開始と同時に、19nm技術を適用した3ビット/セル品も製品ラインアップに追加するという。
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