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Marvellがイスラエル拠点の研究開発事業に2億米ドルを投資ビジネスニュース 企業動向

Marvellはモバイル通信技術やSoC実装技術の開発のため、イスラエルにある2つの拠点に2億米ドルを投資する。

» 2011年06月10日 16時56分 公開
[Peter Clarke,EE Times]

 通信機器に向けた半導体などを手掛けるMarvell Technology Group(マーベル)は、自社のイスラエルを拠点とする研究開発事業に2億米ドルを投資すると発表した。同社の共同創設者でありCEO兼会長を務めるセハト・スタルジャ(Sehat Sutardja)氏と、COOを務めるウェイリ・ダイ(Weili Dai)氏は、近々イスラエルを訪問する予定だという。両氏は、夫婦でもある。

 報道によると同社は、今回2億米ドルを投じることで、モバイル通信技術やSoC(System On Chip)実装などの研究開発を加速させる考えだという。

 Marvell Technology Groupの正式な本社はバミューダ諸島にある。だが、事実上の拠点は米国のカリフォルニア州サンタクララである。イスラエル国内には、ヨクネアム(Yokneam)とペタティクバ(Petah Tikva)の2拠点がある。世界各地の全従業員5800人のうち、1200人以上がイスラエル拠点で勤務しているという。

 同社は1995年に設立された企業だ。2010年の売上高は35億9千万米ドル。2010年の世界ファブレス半導体メーカーの売上高ランキングで第4位の座を獲得している。2000年に、Galileo Technologyを27億米ドル相当の株式で買収したのを足掛かりとして、イスラエルに進出した。

【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】

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