未来社会に貢献、三菱電機が研究成果披露:IoT、ビッグデータ、AIを活用し価値創出(3/3 ページ)
快適空間の分野では、住宅やビル、都市などにおける住空間で、快適性や地球環境に配慮した社会を実現するためのセンサー技術や表示技術を開発した。
快適空間分野(左)と安全・安心インフラ分野(右)の開発成果で実現する社会イメージ (クリックで拡大) 出典:三菱電機
安全・安心インフラの分野では、テロやサイバー攻撃など人為的脅威に対する備え、災害への備え、水やエネルギー供給に代表されるインフラ関連の維持管理など、安全・安心な社会を維持し続けるための技術開発を行っている。
展示スペースでは、24件の研究成果とは別に、未来イノベーションセンターの活動状況についても紹介した。未来イノベーションセンターは、2015年7月にデザイン研究所内に設立された。兼務者も含めて21人が活動している。
社会状況の変化や新技術の発現に起因する新市場や、現市場を破壊して生まれる新市場に必要となる技術を探索しながら研究開発を行う。案件によっては、外部のベンチャー企業などとの連携も、積極的に展開していく。「研究協力を行っている企業名は明らかにできないが、案件数は2014年度に比べて、2015年度は2倍となり、2016年度は3倍に増える見通し」(近藤氏)である。
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三菱電機は、PM2.5(微小粒子物質)の濃度を高精度に検出することができる小型の「空気質センサー」を開発した。1つのセンサーでPM2.5と、花粉/ほこりを識別することが可能である。
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