半導体製造関連の北米最大の展示会「SEMICON West 2016」が現在、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中だ。今回のテーマは「これまでのビジネスは忘れろ」。そこから見えてくるのは、半導体産業が明らかに転換期に入ったということだ。
半導体製造装置と半導体製造用材料に関する北米最大の展示会「SEMICON West 2016」が始まった。会期は7月12日〜14日の3日間、会場は米国カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーンセンター(Moscone Center)である。
初日(7月12日)の朝には主催者のSEMI(半導体製造装置・材料協会)が報道機関およびアナリストに向けた説明会を開催し、「SEMICON West 2016」の概要と、半導体製造装置と材料の市場動向、半導体製造の産業動向を解説した。
「SEMICON West 2016」の出展社数は691社。前年の683社とほぼ同じ水準である。出展小間数は1235小間で、前年の1216小間とこれもほぼ変わらない。新規の出展社は130社で、前年の136社に比べると6社ほど減少した。とはいえ、50年を超える歴史がある半導体産業で、今でも出展者の2割近く(19%)が新規というのには少々、驚かされる。業界の新陳代謝が現在も活発であることの傍証といえるからだ。
来場者数は前年の2万6000人強と、ほぼ同数を見込んでいる。前年の実績では、来場者の約40%がエンジニアリング職、来場者の約79%が製造装置や材料などの購入に関わっている。米国以外からの来場者は約17%を占める。
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