旭化成エレクトロニクス(AKM)は「TECHNO-FRONTIER 2018(テクノフロンティア)」で、FAに関連したセンサー類や低ノイズ化を実現したA-Dコンバーターなどを展示した。
旭化成エレクトロニクス(AKM)は「TECHNO-FRONTIER 2018(テクノフロンティア)」(2018年4月18〜20日、幕張メッセ)で、FAに関連したセンサー類や低ノイズ化を実現したA-Dコンバーター、モータードライバなどを展示した。
同社ブースでは、このたび発表されたコアレス電流センサー「CZ-37xx」シリーズと、Off Axis(軸貫通配置)が可能な磁気式回転角度センサー「AK7452」に来場者の注目が集まっていた。
CZ-37xxシリーズは、±5〜±180A(最大実効電流:60Arms)と幅広い測定範囲を実現したコアレス一次導体内蔵電流センサー。製品安全規格であるUL61800-5-1に準拠しているほか、UL508認証を取得し、UL1577/60950-1についても取得予定とする。これにより、顧客で対応が必要な規格認証についても作業負荷軽減に貢献する。
同センサーは高精度、高速応答、低ノイズを特長としており、総合精度は0.5%(フルスケール)、応答速度は1マイクロ秒。同社ブースでは、同センサーと他社製品を比較したデモを実施しており、測定電流への応答性や波形の近似性が優れていることを訴求する。
また、同社が強みとするパッケージング技術を同センサーICのパッケージに活用し、センサーの一次導体抵抗を0.27mΩまで抑制。これにより低発熱化を達成した。シャント抵抗では周囲に必要だった放熱スペースを削減でき、センサーサイズも12.7×10.9×2.25mmと、コア付き電流センサーと比較して小さいため、最終製品の小型化に対応するセンサーだ。
同センサーは現在開発中であるが、「2018年8月頃の市場投入を目指す」(同社担当者)としている。
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