サイプレス、シングルポートUSB-Cコントローラ:PCの量産モデル機向け
サイプレス セミコンダクタは、PCの量産モデル機向けにシングルポートUSB-Cコントローラ「ACG1F」を発表した。
サイプレス セミコンダクタは2019年10月、PCの量産モデル機向けにシングルポートUSB-Cコントローラ「ACG1F」を発表した。
PCのUSB接続規格は今後、従来のUSB Type-AポートからUSB Type-Cポートへと移行する見通しだ。新製品はコスト効率に優れ、電源や故障保護のためのVBUSロードスイッチなども統合しており、USB-Cへの移行を加速するために開発したという。
ACG1Fは、32ビットArm Cortex-M0プロセッサと16Kバイトのフラッシュメモリを搭載している。また、Microsoftの最新UCSI(USB Type-C Connector System Software Interface)ドライバーを実装した。
ACG1Fは既に、主要OEMユーザーにサンプル品の出荷を始めた。2019年第4四半期(10〜12月)には量産を始める予定だ。
- サイプレス、車載向けで毎年8〜12%の成長を計画
サイプレス セミコンダクタ(Cypress Semiconductor)は2019年5月14日、東京都内で、車載向け製品についてのメディア説明会を実施した。同社の自動車事業部マーケティングディレクター、楠本正善氏が製品展開戦略を説明したほか、会場では、最新の車載関連製品のデモ実演も行われた。
- InfineonのCypress買収は“弱点の克服”を狙う一手
Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジー)とCypress Semiconductor(サイプレス セミコンダクタ)は2019年6月3日(ドイツ時間)、InfineonがCypressを約90億ユーロ(約1兆1000億円)で買収することで合意したと発表した。InfineonとCypressは、製品の重複が極めて少なく、自動車領域やIoT(モノのインターネット)におけるエッジ端末領域を中心に“補完関係”にあり、Infineonにとって、Cypressは相乗効果を発揮しやすい相手と言えるだろう。ただし、このところ、半導体メーカー間の大型M&A案件では、規制当局の承認を得られず破談となるケースが相次いでおり、買収が完了するかどうかは、今後の行方を見守る必要がありそうだ。
- 村田製作所、CypressおよびNXPと協業
村田製作所は、無線モジュールとプロセッサを組み合わせたソリューションを提供するため、Cypress SemiconductorおよびNXP Semiconductorsと協業する。
- 機器に搭載するだけで、給電方式がUSB Type-C PDに
Cypress Semiconductor(以下、Cypress)は、ドイツ・ニュルンベルクで開催中の組み込み技術の展示会「embedded world 2019」(2019年2月26〜28日)で、さまざまな電化製品に使われている電源アダプターから、USB Type-C PD(Power Delivery)による給電方式へと変換するポートコントローラー「EZ-PD Barrel Connector Replacement(BCR)」のデモを展示した。
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