Gelsinger氏は、AIが搭載されたPCを「AI PC」と呼び、「AI PCはユーザーの生産性と創造性を解き放つ。われわれはAI PCの新しい時代を切り開く」と語った。「Wi-Fiの最初の仕様が登場したのは1997年だった。だが、Intelが『Centrino』(CPUと無線LANモジュールで構成されたノートPC向けのプラットフォーム)を投入したことで、(Wi-Fiが一気に普及し)現在われわれが慣れ親しんでいるワイヤレスの世界が生み出された。これと同じことを、われわれはAI PCで実現しようとしているのだ」(同氏)
基調講演には、AcerのCOO(最高執行責任者)を務めるJerry Kao氏が、Meteor Lakeを搭載したノートPC(2023年12月に発売予定)を携えて登場。Meteor Lakeと、IntelのAI向け開発環境「OpenVINO」を用いることで、多くのAIアプリケーションをPCで実現できるようになったと語った。
Meteor Lakeの後には、「Arrow Lake」「Lunar Lake」「Panther Lake」が続く。Arrow LakeとLunar Lakeには「Intel 20A」を適用する。GAA(Gate-All-Around)構造のFETである「RibbonFET」と、裏面電源供給技術の「PowerVia」を導入するプロセスだ。Arrow Lakeは2024年に市場に投入する予定で、Lunar Lakeは同じく2024年に量産体制が整う予定だ。Panther Lakeでは「Intel 18」を採用する。
なお基調講演では、Lunar Lakeを使って、画像生成AI「Stable Diffusion」を動作させるデモを披露した。
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