Gelsinger氏は、「ムーアの法則」をさらに進めるとも語った。そのためのアプローチの一つとして、Intel Innovation 2023の開催に合わせて詳細を発表したガラス基板パッケージを紹介。「樹脂パッケージからガラス基板パッケージに移行することで、2030年以降もスケーリングの継続を可能にする」と語った。
ムーアの法則を推し進めるもう一つの技術として、パッケージ内のチップレットの相互接続を定義するオープン規格「UCIe(Universal Chiplet Interconnect Express)」の進捗にも触れた。Gelsinger氏によれば、UCIeの推進団体には、既に120社のメンバーが参画しているという。さらに、基調講演ではUCIeを用いたテストチップ「Pike Creek」を披露した。Intel 3で製造したチップレットと、TSMCの「N3E」プロセスを用いたSynopsysのチップレットを、Intelの2.5次元パッケージング技術「EMIB(Embedded Multi-die Interconnect Bridge)」で接続したものだ。EMIBは、複数のダイをシリコンブリッジで接続する技術である。
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