2003年に設立されたSiTimeは、振動子、クロックIC、MEMS発振器を扱うファブレス半導体企業だ。同社は過去20年間で5億米ドルを研究開発に投資。タイミングソリューションに必要となる振動子、発振器、PLL、I/O、アナログ回路といった各要素を柔軟に統合する「クロック・システム・オンチップ(Clock system on Chip:ClkSoC)」を開発してきた。
売上高の大半を占めるのは発振器だが、データセンターなどにおける高精度タイミングデバイスへの需要増を見据え、「今後はクロックIC事業も拡大していく」とSevalia氏は述べる。
「SiTimeはタイミング製品のシリコン化に貢献したと自負している。エレクトロニクス業界においてインテリジェント化とコネクテッド化が進む中、どのような環境においても、正確かつ信頼性の高いクロック信号を提供することが重要になる」(Sevalia氏)
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