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1人で3台の重機を遠隔操作 IOWN APN活用で建設DXを推進NTTと大成建設が実証(1/2 ページ)

NTTグループと大成建設は、IOWN APN(All-Photonics Connect)とローカル5G、60GHz帯無線LANを活用した環境を構築し、複数の建設重機を1台の操作卓で遠隔操作/自動制御する実証に成功した。これによって、複数重機が稼働する実際の工事現場での導入を推進し、生産性向上と技能者不足への対応に貢献する。

» 2026年04月21日 13時30分 公開
[浅井涼EE Times Japan]

 NTTグループと大成建設は2026年4月10日、IOWN APN(All-Photonics Connect)とローカル5G、60GHz帯無線LANを活用した環境を構築し、複数の建設重機を1台の操作卓で遠隔操作/自動制御する実証に成功したと発表した。これによって、複数重機が稼働する実際の工事現場での導入を推進し、生産性向上と技能者不足への対応に貢献する。

人手不足で自動化が進む建設業界 無線環境の構築が課題

 昨今の建設業界は技能者の不足や高齢化、長時間労働が深刻化していて、自動施工や遠隔施工、施工データの活用によるオートメーション化などが推進されている。大成建設は建設機械メーカーと協働し、遠隔操縦と自動運転ができるリジットダンプ「T-iROBOシリーズ」などを開発している。こうした重機の遠隔操作や自動制御の高度化に向けては、無線環境の構築が課題となっている。

IOWN APNで2拠点を接続、遠隔操作を実証

 NTTグループと大成建設はこうした課題の解決に向けた取り組みとして、無線環境を構築して複数重機の遠隔操作/自動制御の実証を行った。

 両社は、三重県内の2拠点間をIOWN APNで接続。一方は遠隔操作/自動制御システムと接続切り替えシステムを設置した遠隔操作拠点で、もう一方は異なるメーカーの3台の重機を配置した実証現場だ。さらに、実証現場の無線環境は300m程度の広域を大容量通信でカバーする自動制御用の無線ネットワークをローカル5Gで構築し、複数のカメラ映像や制御信号の低ジッタ伝送を行う遠隔操作用の無線ネットワークをWiGig(Wireless Gigabit)で構築した。

実証現場の様子 実証現場の様子[クリックで拡大] 出所:NTT
実証の構成 実証の構成[クリックで拡大] 出所:NTT
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