ルネサス エレクトロニクス、2026年12月期第1四半期(2026年1月1日〜3月31日)の業績(Non-GAAPベース)を発表した。売上高は前年同期比20.6%増の3723億円、売上総利益率は同2.4ポイント増の59.2%、営業利益は同416億円増の1254億円、純利益は同297億円増の1029億円だった。自動車向けやAI関連製品が好調だが、産業向けでは供給面の問題で伸びが抑制された面もあるという。
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2026年4月24日、2026年12月期第1四半期(2026年1月1日〜3月31日)の業績(Non-GAAPベース)を発表した。売上高は前年同期比20.6%増の3723億円、売上総利益率は同2.4ポイント増の59.2%、営業利益は同416億円増の1254億円、純利益は同297億円増の1029億円だった。なお、同社が2026年2月に米SiTimeに売却したタイミングデバイス事業の業績は、2026年1月分のみが計上されている。
より正確な比較のため、タイミングデバイス事業を除外した場合の業績は、売上高が3691億円で2026年2月時点の予想値(タイミングデバイス除外後)比で1.4%増、売上総利益率が59.1%で同1.1ポイント増、営業利益が1237億円(営業利益率:33.5%、同2.5ポイント増)だった。
執行役員兼最高財務責任者(CFO)の新開崇平氏によると、パワー製品が一部供給制約などで当初予想よりも減少したことが、結果的に粗利率の改善に寄与するなど、悪化見込みの要因が横ばいで終わったことや、固定費や原価、メンテナンス費用の低減などで製造費用が減少したことにより、売上総利益率が上振れしたという。売上増と営業費用の減少で営業利益も上振れしたが、「営業費用減の大部分は一過性のもので、第2四半期との期ずれもある。逆に言えば、これらが第2四半期の悪化の要因にもなる」とする。
セグメント別に見ると、自動車向けの売上高は前年同期比10.6%増の1717億円で、売上総利益率は同4ポイント増の56.2%、営業利益は同156億円増の618億円だった。産業・インフラ・IoT向けの売上高は同32%増の1990億円、売上総利益率は同0.1ポイント増の62%、営業利益は同320億円増の642億円になった。
在庫状況を見ると、自社在庫は需要に応じた生産増によって実額、DOI(Day of Inventory)ともに前四半期比で増加した。販売チャネル在庫はデータセンター向けで拡充しつつ、自動車向けでセルスルー上振れにより減少した結果、同比で実額は増加、WOI(Weeks of Inventory)は減少の結果になった。
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