エリクソン・ジャパンは世界の移動通信市場のトレンドに関する調査報告書「エリクソンモビリティレポート」日本語版を公開し、世界動向などを説明した。2026年第1四半期(2026年1〜3月)時点の世界における5G契約件数は31億件で、モバイル契約全体の3分の1になる。
Ericssonは2026年6月、世界の移動通信市場のトレンドに関する調査報告書「エリクソンモビリティレポート」の最新版を公開した。日本法人であるエリクソン・ジャパン(以下、エリクソン)は同年7月23日、同レポートの日本語版を公開するとともに、モバイルネットワークの世界動向とコネクティビティの進化に関する記者説明会を開催した。
エリクソン最高技術責任者(CTO)の鹿島毅氏によると、全世界での5G契約件数は継続的に拡大していて、2026年第1四半期(2026年1〜3月)時点の契約件数は31億件になった。これはモバイル契約全体の3分の1を占める数で、「2031年には64億件と、モバイル契約全体の3分の2が5Gになり、世界10地域中の8地域で5Gの人口カバー率が50%を超える見込みだ」(鹿島氏)という。
6Gは2030年ごろの商用サービス開始が見込まれ、2031年に1億8000万件の加入を予測する。一方で5G SA(Stand Alone)は当初見込みよりも拡大が鈍く、2031年の加入件数予測は39億件とする。「通信事業者は、運用の観点で同時に使うジェネレーションの数を少なくしたい。将来的な6G提供の際、5GでNSA(Non Stand Alone)とSAが混在することは運用の複雑化につながるため、事業者は5GのSAへの完全移行を着々と進めている」(鹿島氏)
デバイスの観点では、スマートグラス市場が急速に成長していて、2025年には世界出荷台数が約1000万台に到達。今後数年間で2桁成長する見込みだ。スマートフォンはフラグシップ品の折り畳み機構採用が進む。RedCap(Reduced Capability)の発展版であるeRedCap(enhanced RedCap)は2028年以降に本格的な商用展開が行われ、6G対応の商用デバイスは2030年ごろまでに登場すると見込んでいる。
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