大阪大学や三重大学、山形大学および、大阪工業大学の研究グループは、光(紫外線)を照射すればきれいに剥がすことができ、再接着もできる「光応答接着材料」を開発した。剥離しても接着剤が基板に残らず、電子機器や自動車などにおいて使用後の製品分解や部材のリサイクルなどが容易となる。
大阪大学大学院理学研究科の高島義徳教授、三重大学の藤井義久准教授、山形大学の松葉豪教授および、大阪工業大学の上辻靖智教授らによる研究グループは2026年9月、光(紫外線)を照射すればきれいに剥がせ、再接着もできる「光応答接着材料」を開発したと発表した。剥離しても接着剤が基板に残らず、電子機器や自動車などにおいて使用後の製品分解や部材のリサイクルなどが容易になる。
電子機器や自動車などでは、製品組み立て時に接着剤を用いることが多い。ところが、これまでの接着剤は一度接着すると剥がしにくく、無理に剥がそうとすれば基板や接着剤が破損していた。
研究グループは今回、光を照射すると形状や力学特性が変化する光応答性アクチュエーターの設計技術を接着材料に応用した。この技術を用いると、光照射によって接着界面近傍のみ力学特性を変化させて、選択的に剥離することが可能となる。基板には接着剤が残ることもない。さらに、波長が異なる紫外線を照射すれば、接着性能を回復でき、接着剤は繰り返し使用できるという。
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