東京商工リサーチ(TSR)によれば、国内半導体関連メーカー154社の2025年度売上高は合計で7兆9115億円となり、前年度に比べ17.1%増加した。利益合計は7125億円で前年度比5.4%増となった。いずれも過去5年間で最高を記録した。
東京商工リサーチ(TSR)は2026年9月、国内半導体関連メーカー154社の2025年度業績を発表した。売上高は合計で7兆9115億円となり、前年度に比べ17.1%増加した。利益合計は7125億円で前年度比5.4%増となった。いずれも過去5年間で最高を記録した。生成AIの普及やデータセンター向け需要の拡大などにより、業績は好調に推移した。
売上高トップのキオクシアは、データセンター向け高機能SSDなどの出荷が好調で、前年度比38.5%の増加となって業界の成長をけん引した。売上高上位5社の合計は全体の約80%を占めた。利益は2極化が目立った。原材料費やエネルギーコストの高騰などの影響もあり、企業全体の42.8%が減益となった。
半導体関連メーカーの売上高分布をみると、売上高1億円未満が36社で最も多い。続く1億円以上5億円未満が35社、10億円以上50億円未満が28社となった。500億円以上の企業は18社で、前年度より1社増えた。売上高伸長率では、10〜100%未満が46社で最も多かった。100%以上も3社あった。製造拠点の本格稼働などが寄与した。
半導体関連メーカーの2025年度業績を損益別に分析すると、最終利益が黒字の企業は113社で、前年度に比べ6社増加した。黒字ではあるが減益になった企業は66社で全体の4割を超えた。コストの増加分を価格転嫁できていない状況が見て取れる。
2025年度における半導体関連メーカーの売上高ランキングでは、キオクシアが2兆2581億4900万円で首位となった。大容量で高速のSSDやNAND型フラッシュメモリの販売単価急騰などが業績に貢献し、前年度の2位からランクアップした。
2位は積層型CMOSイメージセンサーが好調なソニーセミコンダクタソリューションズだ。売上高は2兆1176億9300万円で、前年度比では20.3%増加した。3位はルネサス エレクトロニクスで、売上高は9269億8600万円だった。
なお、売上高伸長率ではTSMC子会社の「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing(JASM)」がトップになった。初めての通年稼働によって売上高は724億2000万円と、前年度比143倍という驚異的な伸びを記録した。
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