インフィニオン テクノロジーズ ジャパン(以下、インフィニオン)は2026年7月、「インフィニオンRISC-Vセミナー2026」を開催した。基調講演の「SDV時代の車載開発に向けたRISC-V導入戦略」では、Infineonが進めるRISC-Vエコシステムなどが紹介された。
Infineon Technologies(以下、Infineon)の日本法人インフィニオン テクノロジーズ ジャパン(以下、インフィニオン)は2026年7月、RISC-Vをテーマとしたセミナー「インフィニオンRISC-Vセミナー2026」を開催した。基調講演として、Infineonオートモーティブ事業部 ソフトウェアパートナーシップ&エコシステムマネジメント担当バイスプレジデントのThomas Schneid氏による「SDV時代の車載開発に向けたRISC-V導入戦略」が行われた。
Infineonは車載MCUのラインアップとして、独自コア「TriCore」ベースのAURIXや、Arm CortexベースのTRAVEOおよびAuto PSOCを展開している。この3つに加え、オープンプラットフォームであるRISC-V製品群の投入を決定し、開発を進めている。
Schneid氏は「今は将来の環境に向けた不透明性や不確実性が高まっていて、この先なにが起きるか予想しづらい時代だ。今後の車載やMCU市場では、多様性を持った長く使える製品開発が重要になる。オープンアーキテクチャのRISC-Vは高い柔軟性などを持ち、これからの時代に最適だ」とする。
「今までのレガシーアーキテクチャでは、今後のソフトウェア定義車両(SDV)時代を迎えるには、複雑性の課題がある。Infineonは自動車およびMCU市場のリーダーとして、さまざまな企業と協力してSDVにおけるRISC-Vのオープンスタンダード化をけん引する」(Schneid氏)
RISC-Vに注力する理由として、Schneid氏は技術的な優位性に加え、将来的に自動車以外の産業分野でも活用できる可能性を持つことを挙げる。Infineonは2023年12月に、Robert BoschやNXP Semiconductorsなど大手半導体メーカーとRISC-Vベースのプロセッサ開発を行うジョイントベンチャー「Quintauris」を設立したが、「Quintaurisでも、さまざまな分野の企業を迎えて開発を進めたい」(Schneid氏)と述べた。
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