「新卒から入社5年目ぐらいまでの新人、若手」という方は、たぶん社会人として最も辛く、厳しい時期にいる方だと思います。社会の矛盾、不合理、理不尽、不条理という名の弾丸が、複数の機関銃から一斉掃射される、悲惨な戦場にいるかのような、恐ろしく辛い時代です。その間の無防備な時代を凌ぐには、「戦略」が必要です。私は、新人、若手の皆さんに、「誠実」、「温厚」、「寄生」という3つの戦略を授けたいと思います。
「理系」の若いエンジニアの方々には「他人に通用する言語を持つように」とアドバイスしたい。「他人に通用する」とは、「専門用語を駆使しないで話し相手に理解される」ということだ。
新社会人がどのように仕事に立ち向かうか? 大企業からベンチャー企業へと渡り歩いてきた経験をもとにエールを送るとすれば一言、「仕事は受け身に教えてもらうものじゃない」ということ。
「石の上にも3年」とはよく言ったもので、エンジニアリングでも3年という単位は、一段落の仕事を成すのにちょうど良い単位だと思います。3年単位で、成長の目標管理スケジュールを作ることをオススメします。
アナログ回路はシステム全体から見ると、非常に小規模な回路であることが一般的です。ただ、その小さな回路が周囲とどのように絡んでいるのかを「仕様書の数字の先にあるもの」、つまり開発の背景やその数字となった経緯など、仕様書に込められている「想い」や「夢」を一緒に開発する仲間はもちろん、パートナーやお客さんと共有できることが大切なのです。