韓国LG Display社は、台湾Everlight Electronics社、台湾AmTran Technology社と共同で、LEDを製造する企業を立ち上げる予定だ。
3社はこの共同事業で、資本金3000万米ドルを投じ、中国蘇州に企業の拠点を設立する。設立後は、LG Display社とAmTran Technology社がそれぞれ20%ずつ、Everlight Electronics社が残りの60%の株式を所有するようになる。
Everlight Electronics社は、LED製品の組み立てを手掛ける企業である。一方のAmTran Technology社は、コンピュータ用ディスプレイやテレビ受信機用フラットパネル専門のディスプレイメーカーである。
新しく設立する企業では、2010年末にLEDの製造を開始する見込みだ。LG Display社は、この事業を通して、LEDバックライト搭載の液晶パネルメーカーとしての地位を確固たるものにすることに期待している。
なお、LG Display社の競合企業である韓国Samsung Electronics社も現在、自社製テレビ受像機のLEDバックライトに使うLEDの生産量を増やしている。
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