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任天堂が3D液晶採用のゲーム機を公開、立体写真の撮影も可能ディスプレイ技術 3D映像

» 2010年06月16日 16時52分 公開
[畑陽一郎,EE Times Japan]

 任天堂は2010年6月16日、3D液晶を採用した携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」を公開した(図1)。専用眼鏡を使わず、裸眼で3Dゲームや映像を楽しめる。ゲーム関連の展示会「2010 Electronic Entertainment Expo(E3)」(2010年6月15〜17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス)で詳細を明らかにした。なお、同社は2010年3月に、ニンテンドー3DSの概要について発表している。

 ニンテンドー3DSは上下2画面構成であり、そのうち、上側の液晶パネルが裸眼3D表示対応である。液晶パネルは3.53インチ型。画素数は800×240。立体映像を表示する際には横方向の800画素から左目用に400画素、右目用に400画素を割り当てるという。なお、2枚の液晶パネルのうち、裸眼3D表示対応の液晶パネルは、タッチパネル機能を備えていない。

図1 図1 ニンテンドー3DSの外観
上方の液晶パネルが裸眼3D表示可能。筐体の寸法は、134mm×74mm×21mm。重量は約230gである。3D表示の際、目に見える奥行きの深さを変えるための「3Dボリューム」を備える。出典:任天堂

 このほか3D映像を撮影するために、裸眼3D液晶パネルの背面に2個の小型カメラを用意した。カメラで撮影可能な画素数は640×480。

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