富士通と東芝は、携帯電話事業の強化を目的に、両者の事業を統合することに合意したと発表した。基本合意にもとづき、10月1日をめどに新会社を設立する。この新会社に東芝の携帯電話事業を移管した上で、富士通が新会社の株式の過半を取得する予定である。
富士通はこれまで、NTTドコモ向けに携帯電話機プラットフォームを開発したり、防水防塵や指紋センサーといった独自機能を搭載した携帯電話端末を提供してきた実績がある。一方の東芝は、液晶テレビ事業で蓄積した映像技術やスマートフォン関連技術に強みを持つ。今回の統合によって、国内における携帯電話端末の開発基盤を強化し、競争力のある携帯電話端末を開発することで国内の市場シェア1位を目指すという。
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